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おしごと三重
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従業員・家族・地域とのコミュニケーションで共に考え、共に行動する
松阪精密(株)は、産業用モータを製造している。モータを取り巻く経済環境が全体的に厳しい状況にあり、各方面で工場閉鎖等が生じている中、松阪精密 (株)は、黒字経営を維持しているとのこと。年齢、男女の区別なく、信頼・協力関係を重視してきた結果だということである。
組織の壁をつくらず、係や課を超えて協力しあって、事業経営に対応している。大企業ではできない、組織の規模を活かした生産体制をとっている。
社内ではお互いのコミュニケーションをとることを重視している。コミュニケーションをとることで、いろいろなトラブルを回避したり、生産性を上げることができると考えている。
コミュニケーションを進める方法として、従業員に「考える」ことをしてもらうための愚直な提案を推奨している。すばらしい改善をしたグループには報奨金をだし、コミュニケーションを一層進めてもらうようにしている。また、経営トップともコミュニケーションがとれるように従業員の誕生日には地域産品を祝品として直接、手渡している。
地域との交流も大切と考え、工場の池で育ったコイの稚魚を、地域のボランティア団体とも協力して川に放流している。
製造業の傾向として、どうしても女性従業員数が少なく、管理職にもなりにくいということがある。松阪精密(株)では数年前より独自のシステムを、「格付制度」として導入している。高格付者には女性を積極的に登用し、女性従業員に占める高格付者の割合は高い。
調査に訪れたときも、人事課の女性が対応され、女性の能力を活用している様子がうかがえた。人事課としても、女性だから、男性だからということは意識せず、公正に評価しているということである。