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当校の水稲作付品種は、「コシヒカリ」、「みえのゆめ」、「あゆみもち」となっていますが、コシヒカリは長稈品種のため、幼穂長を確認してから散布します。また、プロジェクト課題に該当するほ場については、その設計施肥量にあわせて散布します。
当コースで取り組んでいるプロジェクト課題の一つに「育苗箱施用剤によるカメムシ防除効果の検証」という課題があります。育苗箱に施薬することで斑点米を減少させることができるかどうかの検証を目的に行っています。斑点米は出穂後の籾から吸汁するカメムシ類が原因で発生するため、そのカメムシ類の多少を出穂期以降に捕虫網ですくいどり、虫数を調査します。
県内では水稲・麦・大豆で二年三作を行う水田高度利用に取り組む農家が多くなっています。そのため、当校でも大豆作をはじめとする豆類の栽培に取り組んでいます。
通常の大豆(白い大豆)で県内主力品種である「フクユタカ」をはじめ、黒大豆の「丹波黒」や小豆「丹波大納言」を「目皿式播種機」を用いて播種しました。
播種機の内部
黒い皿が回転し、穴に入った粒が落ちることにより播種していきます
除草・不定根の発生促進・倒伏防止・排水性の向上を目的に、中耕培土作業を行います。本葉が3枚になるまでに1回、5枚になるまでにもう1回の計2回行います。暑い中の作業ですが、重要な作業なので欠かせません。
農業大学校では、各学生が課題解決に取り組むプロジェクト学習を行っています。その課題の内容としては、施肥量を変えたらどうなるか、使用する肥料の種類を変えたらどうなるか、などがあります。当然収量調査を行うのはいうまでもありませんが、田植え後25日目、40日目、55日目に生育調査を行い草丈・茎数・葉色・葉数を調査することにより、より詳細な分析が可能となります。
プロジェクト学習の課題の中には、除草剤を使わない除草方法の効果検証という内容もあります。効果の検証のために、田植え後45日後に50cm四方2ヶ所の雑草発生量の調査を行いました。
25年産小麦は「さとのそら」と「農林61号」の作付を行いました。成熟期の外観は、さとのそらは農林61号に比べ稈長が短く、耐倒伏性が高そうでした。その状況を数値化するため、成熟期調査・収量調査を行いました。
その後、学生が操作する5条刈りコンバインで収穫作業を行いました。
4月から水稲作の作業が始まりました。
良い種子を選別する比重選、種子伝染性病害を防ぐための種子消毒、発芽を揃えるための浸種を行い、播種に備えます。
浸種(10から12日間)が終了したら催芽(少しだけ芽を切らせる)を行ったのち、播種します。
比重選の様子
(硫安を溶かした水に種子を入れ、浮いた籾を除去します)
種子消毒に利用する温湯消毒機
(60度の湯に10分間浸けておくことにより、ばか苗病やいもち病、イネシンガレセンチュウ等を防除します)
浸種
(10から12日間水に浸け、十分給水させることにより発芽が揃うようにします)
育苗箱への床土充てん、潅水、薬剤潅注、播種、覆土を一度に行う播種機を用いて、播種を行いました。
播種後の育苗箱は出芽させるために32度に保たれた育苗器へ48時間程度入れておきます。
播種
(手前から苗箱を流すと覆土まで行います)
播種
(奥にあるのが育苗器)
播種後12日から19日の状況
(各ほ場の移植日に合わせて播種をずらしているため、かたまりごとに少し生育が違います)
プール育苗の状況
(プールへの入水を開始するにあたり、管理を行う学生と入水量の確認を行っているところです)
5月7日から移植(田植え)の実習がスタートしました。今年は4月の降水量が少なかったため用水が不足気味ですが、地域の協力もあって移植にこぎつけました。
先生の指導のもと、田植機操作の実習を行っています。また、補助作業(苗渡し、肥料補給、場ならし、など)も学生主体で行っています。
移植作業の状況
(先生が田植機に同乗して田植機操作の説明をしています)
移植作業の状況
(殺虫殺菌剤を処理した苗を補給しています)
1月、2月は水田冬作物のキャベツ、ブロッコリーの収穫シーズンです。
暑い8月に種をまき、苗を育てて9月に定植、半年近くかかっていよいよ収穫です。
冬になると、キャベツは体に糖分を貯め込んで厳しい寒さに耐えようとします。
この糖分がキャベツの甘みのもとなのです。
冬キャベツの収穫風景
凍てつく冬の寒さがキャベツの甘みを引き出します
収穫したキャベツは、余分なオニ葉(外側の堅い葉っぱのことです)を取り、汚れを落とします。実習田でとれたキャベツは、箱に詰めてJAを通して市場出荷するのと、水曜日の販売でも皆様に味わっていただいています。
市場出荷用箱詰めの実習中。
品物を傷めず、きちんと詰めるには気をつかいます。
収穫したキャベツの調製中
水曜販売でも人気商品です