埋蔵文化財センター嬉野分室で考古学体験イベント「まいぶん祭2019」を開催しました。好天に恵まれ、3日間で延べ1,267人の参加者でにぎわい、大盛況の内に終了しました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
体験工房(勾玉・石包丁づくり)
体験工房は往復葉書での事前申込制で、今年も多数の応募がありました。
7月30日と8月1日は勾玉づくり、7月31日は石包丁づくりを行いました。滑石を紙やすりで削って形づくっていき、最後に石を水につけて耐水性の紙やすりで磨くとつるつるになりました。子どもたちは楽しく作ることができ、自分で作った勾玉や石包丁に満足そうでした。
やすりで石けずり(勾玉)
石包丁づくりの説明
水の中で石磨き
石包丁の試し切り
古代の火おこし体験
木と木をすり合わせ、まさつ熱で火をおこす「舞いぎり法」による火おこし体験です。暑い中、子どもたちは汗をかきながら頑張っていました。火をおこすことができた子どもには「火おこしマスター認定証」を授与しました。
火種ができるまでもう少し
「火おこしマスター」を目指して奮闘中!
パズルやすごろくでお勉強
石薬師古墳群から出土した馬形埴輪の50ピース実物大パズルに挑戦しました。子どもたちは少しでも早く作ろうと一生懸命でした。
三重の城すごろくでは、三重の文化財を勉強しながら、すごろくを楽しんでいました。思わぬ展開に、時おり歓声が上がっていました。
完成まであともう少し
「三重の城すごろく」で勉強中!
土器や石器にさわってみよう
県内の遺跡から出土した土器や石器を観察し、触れるコーナーです。子どもたちは土器や石器の重さや手ざわりを実感し、職員の説明にも熱心に聞きいっていました。
土器や石器に興味を持ったかな
手ざわりはどうかな
弓矢体験
子どもたちは狩人になった気分で、動物が描かれた的を狙って、矢を放っていました。多くの子どもは初めての体験でしたが、要領を得るとすごく楽しく、何度も挑戦する姿が見られました。
矢をつがえて、ぐいっと引いてね
獲物は何にしようかな