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現在、文献に記載されている「くっつき跡」の欠点防止法を左欄に示します。右欄には、当研究会で検討した結果として、その意味(科学的理由)を示します。
くっつき跡:釉にほかのものが付着した跡
| 欠点防止法 | その意味(科学的理由) | |
|---|---|---|
| 1 | 釉の流れによるものは、釉の粘性増加、施釉減量、焼成温度の低下をはかる | 釉の流動を少なくし、くっつくのを防ぐ。 |
| 2 | 釉の発泡による場合は、組成の変更、さや鉢との間隔を大きくする | シリカ、アルミナを増やすなど組成の変更により発泡を防ぐ。さや鉢との間隔を大きくし、くっつきを物理的に防ぐ。 |
| 3 | 窯詰め道具が小さくて発生する場合は十分余裕のあるものに変更する | くっつきを物理的に防ぐ。 |
| 4 | 作業者の訓練で正しい詰め方にする | 窯詰めを適正に行い、くっつきを物理的に防ぐ。 |