乗用防除機
(1)作業能率
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画像:乗用防除機の作業能率(10アールあたり)]
乗用防除機の作業能率(10アールあたり)
防除作業時間は、薬液注入、薬液散布、旋回の作業能率により影響されます。
図は、畦長50メートルのモデルほ場を想定して、各工程に所要する時間(表)でシミュレーションを行ったものです。
(準備には薬剤注入、移動など含みます。)
(2)散布精度
乗用防除機は散布用ブームが茶畦に沿ったアーチ型のため、手散布に比べ葉裏への付着がよく、全体に散布精度が向上します。
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画像:付着状況を5段階に指数化したもの]
付着状況を5段階に指数化したもの
乗用防除機における部位別の平均付着度
乗用防除機は、従来の手散布に比べ約半分の時間で防除作業ができ、作業強度や薬液の飛ばくも大幅に改善されます。
<調査ほ場の条件>
項目
乗用防除機
スズラン動噴散布
畦長
80メートル
36.4メートル
畦幅
1.55メートル
1.55メートル
弧状摘採面
1,600R
1,600R
噴霧器の形状
アーチ型ブーム
スズラン型
噴口数
アーチあたり12個
7個
散布方法
片道で3畦同時散布
1往復で4畦散布
摘採面頂部と噴口との距離
30〜50センチメートル
任意
散布量
10アールあたり392リットル
10アールあたり281リットル
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