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平成21年02月10日

効率的な利用のために

乗用茶園管理機に適した畦の長さ

(1)畦の長さの検討

(ア)可搬摘採機では、摘採した茶葉が入った茶袋を、茶工場に輸送するトラックまで運ぶ必要がありました。この場合、畦の途中で茶袋がいっぱいにならない畦長(25メートル程度)が適しています。

(イ)しかし、乗用摘採機は、可搬摘採機と異なり袋搬出の必要がありません。さらに、乗用摘採機の場合、収容量が増えます。そのため、茶園の収量、乗用摘採機の収容量にもよりますが、より長い畦(50メートル程度)にする事ができます。

(ウ)長い畦は、下図のとおり旋回数が減るので作業能率が向上し、また、枕地の減歩が少なくて済みます。

[画像:畦長が短い場合]
畦長が短い場合 [画像:畦長が長い場合]
畦長が長い場合

(2)畦方向の変更

ほ場が長方形で、畦方向が短辺方向の場合、暫定的ですが、中切更新時に畦方向を変更することもできます。まず、方向を変更する方へ乗用茶園管理機で踏み倒し、畦間に直角の新しい畦間を作ります。新しい畦間に茶株がある場合、生育が旺盛な夏場などは、すぐに茶株が復活してきます。そのため、小型のバックホウや、サブソイラー方式の乗用深耕機を用いて茶株を取り除きます。

せん枝の深さや、その後の気象にもよりますが、中切り後、来年度の一番茶は50%、再来年度の一番茶は80%の収量になるようです。(平成11年 四日市鈴鹿地域農業改良普及センター調べ)

[画像:変更前]
変更前 [画像:矢印] [画像:中切り、踏み倒し、抜根]
中切り、踏み倒し、抜根 [画像:矢印] [画像:変更後]
変更後

(3)畦方向の変更事例

[画像:乗用中切機による茶園踏み倒し風景]
乗用中切機による
茶園踏み倒し風景 [画像:矢印] [画像:平成10年5月の様子]
平成10年5月の様子 [画像:矢印] [画像:平成10年6月上旬の様子]
平成10年6月上旬の様子
[画像:矢印] [画像:平成10年7月下旬の様子]
平成10年7月下旬の様子 [画像:矢印] [画像:平成11年3月の様子]
平成11年3月の様子 [画像:矢印] [画像:平成11年5月一番茶摘採]
平成11年5月一番茶摘採

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本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 専門技術室(茶普及課) 〒515-2316
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6707
ファクス番号:0598-42-7762
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

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