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茶畦の弧状仕立てからの改良は、一番茶摘採後の5月中下旬に中切り更新するのが一般的です。秋整枝まで十分な期間があり、梅雨により、降水が十分確保できることから葉層確保のために安全です。
乗用中切機の様な専用機ではなく、乗用摘採機などにユニットとして取り付けた場合、2〜3回程度に分けて中切り更新を行います。
乗用茶園管理機による作業面積の拡大を早めるため、二番茶収穫後、樹形を変更したい場合は、二番茶摘採直後に行います。梅雨あけ後の乾燥条件を経るため、2週間ほどの作業時期の違いで、回復にかなり差がつきます。そのため、二番茶の摘採期間中からなるべく早い時期にせん枝作業を始めます。
二番茶摘採直後のせん枝作業は、秋整枝まで期間が短いことと、夏の降水量が少ないと生育に影響があることから、浅めにせん枝した方が安全です。
二番茶後のせん枝による樹型変更は、導入初年度に乗用摘採機での摘採可能茶園を早く確保するための暫定的な方法ですので、茶園の経営的な年次更新計画を立て、数年後には中切り更新しましょう。
中切り後60〜70日頃、再生芽が15センチメートル程度に伸びたとき、その後の茶芽の生育を揃えるとともに、分枝の発生を促し翌年の一番茶の芽数を増加させるために、中切り面より5センチメートル程度上で整枝します。
せん枝の強度は、浅刈りから深刈り程度までとし、二番茶摘採後できるだけ早く行います。
せん枝後の生育が旺盛な場合は、8月中旬頃に徒長枝をせん枝し、茶芽の生育を揃えます。