光化学スモッグの基礎情報
[画像:光化学スモッグにご注意ください]
光化学スモッグとは
自動車や工場の排出ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素などは、太陽の紫外線で反応し、「光化学オキシダント」を生成します。
この「光化学オキシダント」は、窒素酸化物や炭化水素の大気中濃度が高く、紫外線の強いときに高濃度となり、白くモヤがかかったようになります。この状態を「光化学スモッグ」といいます。
「光化学オキシダント」の濃度が高くなると、目やのどなどの痛み、息苦しさといった影響を与えます。
[画像:イメージ図]
光化学スモッグには、予報・注意報があるのをご存知でしたか?
光化学オキシダント濃度が上昇し、人の健康に影響を与えるおそれがある場合には、「大気汚染防止法」に基づき、予報・注意報などが発令されます。
区分
基準
注意すること
予報
測定局におけるオキシダント濃度の1時間値が0.08 ppm以上で、かつ気象条件からみて、その濃度が継続し、0.12 ppm以上に達するおそれのある場合
1.屋外での特に過激な運動はさける。
2.学校、幼稚園、保育所等では、緊急時連絡ルート
による注意報発令の連絡に注意する。
3.目やのどに異常を感じた場合は、「被害発生時の
処置」により適切な処置を行う。
注意報
測定局におけるオキシダント濃度の1時間値が0.12ppm以上で、かつ気象条件からみて、その濃度が継続すると認められる場合
1.屋外になるべく出ない。
2.学校、幼稚園、保育所等では、できるだけ屋外の
運動をさけ、屋内に入る。
3.目やのどに異常を感じた場合は、「被害発生時の
処置」により適切な処置を行う。
警報
測定局におけるオキシダント濃度の1時間値が0.24ppm以上で、かつ気象条件からみて、その濃度が継続すると認められる場合
1.屋外には出ない。
2.学校、幼稚園、保育所等では、屋外の運動はやめ
て屋内に入り、窓を閉鎖するなどの措置をとる。
また、児童・生徒の健康状態を観察し、被害者の
発生に注意する。
3.目やのどに異常を感じた場合は、「被害発生時の
処置」により適切な処置を行う。
重大警報
測定局におけるオキシダント濃度の1時間値が0.4 ppm以上で、かつ気象条件からみて、その濃度が継続すると認められる場合
1.屋外には出ない。
2.学校、幼稚園、保育所等では、上欄の警報発令時
の措置を徹底する。
3.目やのどに異常を感じた場合は、「被害発生時の
処置」により適切な処置を行う。
こんな日は要注意!!
日差しが強い4月〜9月の時期を中心に、昼間の光化学オキシダント濃度が高くなりやすくなります。
発生しやすい条件
- 日中の最高気温が25度以上になるとき
- 午前9時以降の太陽が出ている時間が2時間半以上のとき
- 風がない、風が弱いとき
- 夏型の気圧配置で等圧線の間隔が広いとき
出典:東京都光化学オキシダント対策検討会報告資料より作成
[画像:日差しが強いとき、気温が高いとき、風が弱いとき]
光化学スモッグ注意報が発令されたら
注意報が発令されたときは、報道機関やサイレンなどを通じてお知らせし、工場・事業場に大気汚染物質の排出の削減を求めるなどの措置をとります。注意報が発令されたら、屋外での激しい運動は避けて、出来るだけ屋内で過ごし、自動車やバイク等はできるだけ使わないようにしましょう。
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こんな症状がでたら注意してください(被害発生時の処置)
目がチカチカする。目が痛い。涙が出る。
→ こすらないで、きれいな水で目を洗い流す。
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のどが痛い。せきが出る。息苦しい。
→うがいをする。
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頭痛。めまいがする。
→衣服のボタンをゆるめ、屋内や日陰で休む。
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手足のしびれ、吐き気、悪寒がする。
→症状がひどいときは病院へ行く。
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光化学スモッグの情報を電子メールで受け取ることができます
下記のアドレスにアクセスしてください。
パソコンから:http://taiki-kanshi.eco.pref.mie.lg.jp/mailox/index.html
携帯電話から:http://taiki-kanshi.eco.pref.mie.lg.jp/m/mailox/index.html
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