このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。
沿岸では、海岸漂着ごみによって、景観の悪化や生態系への影響などのさまざまな問題が発生しています。美しい海岸を守るため、現状を「知り」、原因を「考え」、そして積極的に「行動」しましょう。
奈佐の浜(鳥羽市答志島) 三重県の海岸線は1,000kmを超える長さがあり、砂浜やリアス海岸など変化に富んだ美しい景観となっています。しかし、多くの海岸では、川を経由して海に流れ込んだプラスチックごみなどが堆積・散乱しており、景観や自然環境だけでなく、漁業活動にも影響を及ぼしています。
このような海岸漂着ごみの対策として海岸を管理する県、市町のほか民間団体や県民の皆さんのボランティアによる清掃活動が行われていますが、一度きれいにした海岸も短期間で再びごみが漂着することから、問題の解消にはいたっていません。
県や環境省の調査では、ごみは三重県を含む伊勢湾流域から川の流れによって伊勢湾へ流出し、海岸漂着ごみになることが確認されています。そして、風向きや潮の流れにより、そのうちの多くが伊勢湾口部の海岸に漂着することが分かっています。
海岸漂着ごみの種類は、流木等の自然物が約8割を占めるものの、ペットボトルや食品トレーなどの生活系のごみも多く見られます。
こうした生活系のごみは、私たちの日常生活の中で発生して流れついたものであり、私たち一人ひとりも海岸漂着ごみに関係しているという意識を持つことが大切ではないでしょうか。
海岸漂着ごみを減らすためには、沿岸域だけではなく内陸域での対策も重要です。一人ひとりが自分ごととして捉え、できることから取り組みましょう。