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三重の環境
平成9〜12年ごろ、一志郡美杉村(現 津市美杉町)地内の採石場跡地に、産業廃棄物が不法に投棄されたものです。原因者は、廃棄物処理法違反で処罰され、廃棄物の一部を撤去しましたが、大半は残置されたままとなりました。
平成16年度に、現場の測量調査、地質調査、及び廃棄物・土壌・水質調査を実施したところ、その概要は次のとおりでした。
木くず、ビニール、金属片、プラスチック片、瓦等、主に家屋解体廃棄物が確認されました。また、投棄面積は約8,600m2、容量は埋土を含めて約55,000m3(廃棄物量としては約19,000m3)と推定されました。
現場の地層は、基盤岩(火山性凝灰岩)の上部に崩積堆積物が分布し、いずれも非常に高い透水性を有しています。また、いずれのボーリング孔でも帯水層は確認されませんでした。
廃棄物投棄地内では、鉛等が検出されました。また、周辺地域では、近傍のボーリング孔の溜まり水から、環境基準をわずかに超える鉛が検出されましたが、周辺河川では、すべて環境基準に適合していました。
学識経験者(「三重県生活環境の保全に関する条例」の専門委員)からいただいた調査結果についての意見を踏まえ、次のとおり評価しました。
平成17〜19年度に、津市が県の支援制度を活用して是正推進事業(廃棄物の一部撤去及び整形緑化)を実施しました。
また、安全性確認調査以降、平成17年度から23年度まで、周辺河川等の水質調査を継続して実施しました。