全国の小学校5年生と中学校2年生の全員を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(悉皆調査)」が、令和5年4月から7月の間に実施されました。
今年度の本県公立小中学校の実施状況および結果の概要は以下のとおりです。
1 実施状況
校種(学校数) 参加学校数 参加児童生徒数
小学校(359校) 340校 14,319人
中学校(168校) 150校 13,545人
※(注記)参加学校数:小(338/341校)、義務教育学校(1/1校)、特別支援学校小学部(1/17校)
中(148/149校)、義務教育学校(1/1校)、特別支援学校中学部(1/18校)
※(注記)該当学年児童生徒数が0人等で実施できない学校を除く。特別支援学校等に在籍している児童生徒に
ついては、障がいの状態等を考慮して参加の判断をしている 。
2 結果の概要
体力合計点における三重県と全国平均値との比較では、ほとんど差がなく、小学校男子・女子および中
学校女子はやや下回り、中学校男子は全国平均値をやや上回りました。
種目別の三重県と全国平均値との比較では、小学校・中学校男女合わせて34種目中13種目が上回りま
した。(昨年度は22種目が上回る)
また、三重県における令和5年度の運動習慣等調査結果から、体育の授業以外の1週間の総運動時間
420分以上の割合は、コロナ以前の水準には戻っていません。朝食を「毎日食べる」人の割合は、減少傾
向が続いています。
新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和されたことで、全国的には令和4年度との比較
では若干の回復傾向が見られるものの、全国、三重県ともコロナ以前の水準までは戻っていないため、引
き続き取組の強化が必要です 。
3 令和5年度体力テスト種目別および体力合計点の結果
(1)小学校5年生の状況(体力合計点)
男子 男子 女子 女子
R5 R4 R5 R4
三重県 52.53 52.22 54.17 54.26
全国 52.59 52.28 54.28 54.31
1体力合計点における全国との比較
全国平均値と比較して、男子は0.06ポイント、女子は0.11ポイント下回っています。
2種目別における全国との比較
男子は、握力、反復横とび、20mシャトルラン、ソフトボール投げの4種目が全国平均値を上回って
います。女子は、握力、反復横とび、立ち幅とび、ソフトボール投げの4種目が全国平均値を上回ってい
ます。(合計16 種目中8種目が上回る)
3前年度県平均値との比較
体力合計点は、男子は0.31ポイント上回り、女子は0.09ポイント下回っています。種目別に見ると、
男子は上体起こし、反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げの6種目
が上回っており、女子は上体起こし、反復横とび、立ち幅とび、ソフトボール投げの4種目が上回ってい
ます。(合計16 種目中10 種目が上回る)
(2)中学校2年生の状況(体力合計点)
男子 男子 女子 女子
R5 R4 R5 R4
三重県 41.51 41.89 47.16 48.15
全国 41.32 41.04 47.22 47.42
1体力合計点における全国との比較
全国平均値と比較して、男子は0.19ポイント上回り、女子は0.06ポイント下回っています。
2種目別における全国との比較
男子は、反復横とび、ハンドボール投げの2種目が全国平均値を上回っています。女子は、反復横と
び、20mシャトルラン、ハンドボール投げの3種目が全国平均値を上回っています。(合計18種目中5
種目が上回る)
3前年度県平均値との比較
体力合計点は、男子は0.38ポイント、女子は0.99ポイント下回っています。種目別に見ると、男子
は、上体起こし、50m走の2種目が上回っており、女子は、全種目で下回っています。(合計18種目中
2種目が上回る)
※(注記)結果の詳細、概要については、別紙を参照してください。