1 発表事項
文部科学省が昭和23年度から毎年実施している学校保健統計調査の令和元年度三重県分の集計結果(速報)を公表します。
なお、文部科学省が後日発行する「学校保健統計調査報告書」の数値が確定値となります。
2 発表内容
(1)調査目的
学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的とします。
(2)調査時期
平成31年4月1日から令和元年6月30日の間に実施。
(3)調査結果の概要
1 発育状態調査
身長、体重の年齢別平均値は、前年度に比べ、身長は-0.9cm〜+0.8cm、体重は-1.0kg〜+1.0kgの変動がありました。
三重県平均値と全国平均値との差は、身長では-0.7cm〜+0.4cm、体重では-0.9kg〜+0.4kgとなっています。
父母世代(平成元年度調査)及び祖父母世代(昭和39年度調査)と比べると、祖父母世代から父母世代が大きく増加しています。父母世代と現在の世代でも全体的に増加していますが、祖父母世代と父母世代との間に比べると増加の割合は小さくなっています。
2 健康状態調査
裸眼視力1.0未満の者の割合(5歳〜11歳)が最も高いのは11歳で50.8%、最も低いのは5歳で23.5%となっています。
鼻・副鼻腔疾患(蓄のう症、アレルギー性鼻炎(花粉症等)等)の者の割合が最も高いのは12歳で16.6%、最も低いのは5歳で1.9%となっています。全国と比較すると、12歳を除くすべての年齢で三重県が全国より低くなっています。
むし歯(う歯)の者の割合(処置完了者を含む。)が最も高いのは8歳で52.2%、最も低いのは5歳で31.6%となっています。全国と比較すると、7歳を除くすべての年齢で三重県が全国より高くなっています。
アトピー性皮膚炎の者の割合は、全国と比較すると、12歳〜14歳を除くすべての年齢で三重県が全国より低くなっています。
ぜん息の者の割合は、全国と比較すると、6〜8歳、10〜11歳、15〜16歳で三重県が全国より低くなっています。
3 肥満傾向児・痩身傾向児の出現率
肥満傾向児の出現率は、男子は11歳で最も高く14.19%、女子は16歳で最も高く8.88%となっています。また、男子では7歳、10歳〜14歳、16歳〜17歳で、女子では7歳、15歳〜17歳で三重県が全国より高くなっています。
痩身傾向児の出現率は、男子は12歳で最も高く3.45%、女子は12歳で最も高く4.65%となっています。また、男子では6歳、8歳〜9歳、11歳〜14歳で、女子では7歳〜8歳、12歳、14歳〜16歳で三重県が全国より高くなっています。