【ダムの全体説明】
諸元
昭和47年度完成 平成31年4月現在約47年経過
流域面積 80km2
ダム構造
直線重力式越流型コンクリートダム
堤頂 323m 堤頂 73m
有効貯水容量 19,700千m3 利水容量 8,400千m3
非制限水位 EL 145.00m
夏期制限水位 EL137.30m(7.16〜10.31)
※(注記)夏期制限水位:洪水期に限り常時満水位よりも水位を低下させて、洪水調節に備えます。
その時の水位を夏期制限水位と呼びます。
【放流設備の紹介】
1ホロージェットバルブφ250 1基 【利水】維持用水の確保
ダム下流集落に必要な流量を常時毎秒0.07m3を放流しています。
2ホロージェットバルブφ900 1基 【利水】渇水補給のための放流
【治水】貯水位管理のための放流
主に貯水位管理の為に放流しています。
3オリフィスゲート 2門 【治水】貯水位管理のための放流
洪水調整のための放流
大雨や台風時に、洪水調整の為にゲートから放流します。運用上2基を 効果的に使用します。
4クレストゲート 2門 【異常洪水時】ダムが満水となる場合の特例放流
コースターゲート 2門
オリフィスゲートの修理点検時に使用するゲートです。通常は2門とも開門状態です。
※(注記)コースターゲートは上流部に設けられています。
ダム堤体
ダム堤体の様子 ホロージェットバルブから勢いよく水が放出されています。
φ900ホロージェットバルブ 虹がかかっていると、とても綺麗です。
オリフィスゲートからの放流状況です。
減勢工 放流された水を整流して安全に下流の河川に流します。
堤頂管理用道路
堤頂管理用道路 一般車両も通行することができます。ただし、通行できるのは12t車までです。
監査廊
監査廊 ダムを管理するために設けられています。君ヶ野ダムでは、上段部と下段部の二段設けられています。
内部の温度は1年を通じ15°C前後です。
警報局
主ゲートからの放流を開始する際に、河川周辺住民へサイレンと放送にて周知させる施設です。ダムより下流には、全部で12か所の警報局が設けられています。なお、警報局からの周知に合わせる形で、警報車でも放送によりお知らせします。この際、河川内にいる人には河川から出ていただくように注意を促します。
警報看板
河川沿いには、放流に関する警報看板を常設の形で設置しています。常設とすることで、この河川ではダム放流することがあるということをあらかじめ皆さんに周知させておくという目的があります。
警報車
君ヶ野ダム管理事務所
管理事務所の全景
操作室の様子