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令和05年01月27日

令和4年度第5回紀南地域高等学校活性化推進協議会を開催しました

1 日時 令和4年12月13日(火)19時00分から21時10分まで

2 場所 御浜町役場 くろしおホール

3 概要
令和7年度に想定される紀南地域の5学級規模における高校の学びと配置のあり方に関し、これまでの協議やアンケート調査の結果をふまえた事務局案(4学級+1学級の校舎制)について協議しました。
主な意見は次のとおりです。

≪アンケート結果における中学生の意識について≫
しろまる 中学生の8割以上が学びたい高校の学級数を1〜3学級としている一方で、その理由を多くの出会いと
しており、説明がつきにくい。中学校長会で意見を求めたところ、対象が中学2年生のため高校について
まだイメージを持ちにくいのではないか、少人数の学級でしか学んでこなかったこの地域の中学生にとっ
て知らない生徒が多くいる高校に不安を感じる面もあるのではないかなどの意見があった。

≪事務局案への質問等について≫
しろまる 想定している校舎制の場合、少数職種などの職員定数はどうなるのか。また、2校舎の部活動は1つの
チームとして大会に出場することは可能なのか。
⇒(事務局)職員定数は様々な要素で決まっていくため確定的なことは言えないが、校長が一人となっ
たり、養護教諭や実習助手等の削減が見込まれたりするため、それを補う工夫が必要となる。部活
動については、競技にもよるが、概ね合同での出場ができると聞いている。
〇 事務局案のように紀南校舎を1学級にすると、この校舎に通学する生徒や保護者は卑屈に感じるのでは
ないか。どのような意図で1学級と考えたのか。
⇒(事務局)地域の中学生や保護者は、進路実現につながる多様な学びや多くの出会いと、きめ細かな
教育を望んでいる。中学校卒業者数が減少する中において、その2つを実現するため、2校を一体
的に運営する校舎制として、両校舎に総合学科を設置し連携していく枠組みを考えた。
しろまる 校舎制の入学者選抜はどのように実施されるのか。
⇒(事務局)今後の検討課題であり、現時点では確定的な案はない。
しろまる 校舎制で2校舎を連携させるというが、教員の移動も含めて、現実には難しいのではないか。紀南高校
に総合学科2学級をまとめたほうが効率的ではないか。
⇒(事務局)教員の移動に関しては、大きな負担とならないよう工夫が必要である。両校舎が連携して
総合学科の学びを一体化し、魅力を最大化することについて、具体的に検討していく。

≪令和7年度に想定される5学級規模の高校の学びと配置について≫
しろまる 木本高校と紀南高校のどちらか一方に統合するのは、その位置関係上偏りがあるため難しく、また、校
舎制であっても紀南校舎が1学級となることには抵抗があるため、3学級と2学級の独立校として存続し
てもらいたい。
しろまる これまでの生徒の進路状況を考えて、木本高校は進学希望者が学ぶ3学級、紀南高校は就職希望者が学
ぶ2学級の独立校として維持してはどうか。
しろまる 事務局案の4学級と1学級の校舎制となれば、進路指導する中学校は1学級の紀南校舎を生徒に勧めに
くくなることに加え、紀南高校がこれまで行ってきたコミュニティスクールとしての支援が難しくなるの
ではないか。さらにこの案では紀宝町から地域外への生徒流出が加速し、うまくいかない気がする。
⇒(事務局)現在校舎制としている南伊勢高校では、南勢校舎のみがコミュニティスクールとして運営
されている。
しろまる 子どもたちのことを考えると、本来は1校5学級が最も望ましい。
しろまる 大学進学に向けた学びの多様性に応える必要があることと、それぞれの高校の学びを継続していくこと
の両立を考えると、4学級と1学級に分けた校舎制がより多くの人々が納得できる配置である。独立した
3学級と2学級の高校とすると、双方の魅力が低下してしまう恐れがある。
しろまる 2校それぞれがこれまで積み上げてきた学びを引き継いでいくことは大切であり、その上で、これらの
学びを受け継ぐひとつの高校としていく必要がある。5学級でも高校としては決して大きな規模ではな
い。1学級での学びに多少不安は残るものの、両校舎が連携することで地域の高校の学びを維持してもら
いたい。
しろまる 事務局案の校舎制と両校舎に総合学科を配置し、連携していくというアイデアは十分検討に値するもの
であり、納得感もある。ただ、今後もさらに減少していく学級減への対応という課題も残ってしまうので
はないか。
しろまる 事務局案について、木本校舎で大学進学に向けて必要な普通科3学級は確保されているものの、1学級
の紀南校舎で様々な学びや生徒の進路をどれだけ保証できるのか不安な要素は残るため、今後も検討を重
ねていく必要がある。たとえば1学級であっても20人2クラスでの運営を検討するなどの工夫により、魅
力の向上を図るべきではないか。
しろまる 仮に事務局案となった場合でも、1学級化した紀南校舎の学びには、看護や福祉など、地域の学習ニー
ズをふまえながら、学校の魅力化に取り組み続ける必要がある。また、地域人材の育成という観点から
も、環境について総合的に学ぶ系列や科目の設置も検討してはどうか。
しろまる 事務局案はアンケート結果から導かれた必要な学びと、この協議会で議論してきためざすべき学びや役
割を実現する枠組みとして、この地域のより多くの人々の思いに沿うものではないか。
しろまる この地域の高校の学びを考えていくときには、木本高校の定時制課程の役割もしっかり考えていく必要
がある。

≪今後の協議の進め方について≫
しろまる 今後の地域における高校の学びと配置のあり方をまとめる時期が迫っていることから、次回、2月に予
定されている今年度最終の協議会でもう一度議論を深め、協議会としての意思を示せるようにしていきた
い。


附属機関等会議概要

関連資料

  • 事項書(PDF(189KB))
  • 論点(PDF(191KB))
  • 第5回配付資料(PDF(1MB))

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育政策課 〒514-8570
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2951
ファクス番号:059-224-2319
メールアドレス:kyosei@pref.mie.lg.jp

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