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宮川の「流量回復」は、宮川流域ルネッサンス事業の基本理念のひとつである「豊かで清らかな川の流れを甦らせる健全な水循環の構築」を目指して取り組んでいます。
洪水の時を除いて宮川に降った雨は蒸散で14%が消滅し、宮川下流の岩出地点流量が全体の62%、農業用水で7%、宮川ダム発電放流量が全体の17%となります。(昭和62年から平成8年の10ヵ年平均:降水量2040 mm/年洪水日を除く)
洪水日とは、宮川ダム流入量が100 m3/sを超える日のことで10年間で63日あります。
既得水利の互譲や流量回復方策を講じることで宮川の流量が現在よりも多くなることが期待されています。
流量回復方策(ルネッサンス委員会水部会)
当面の流量回復目標を『宮川ダム直下0.5 m3/s、粟生頭首工直下3.0 m3/s 』とすることを平成13年3月16日のルネッサンス委員会において確認されました。
1.宮川ダム直下0.5 m3/sについて
宮川ダムに選択取水設備が完成した平成18年4月より、宮川ダム直下で0.5 m3/sの維持放流を実施しています。
2.粟生頭首工直下3.0 m3/sについて
平成26年6月より、粟生頭首工の下流放流量が3.0 m3/sを下回る場合に、当面の流量回復目標である粟生頭首工直下3.0 m3/sを確保するため、その不足流量分を宮川ダムの発電容量を活用して年間1000万m3を上限に放流する取組を行っています。