横断歩道は歩行者優先!
道路横断時における重大な交通事故が発生しています。
車両運転者は、信号機のない横断歩道に近づく際、横断しようとする歩行者が明らかにいない場合を除き、横断歩道の直前で停止できるような速度で進行し、横断中や横断しようとする歩行者がいる場合は横断歩道の手前で一時停止しなければなりません。
歩行者は、近くの横断歩道を横断するとともに、信号を守る、斜め横断や車両の直前直後横断をしない等の正しい横断方法を徹底することにより、道路横断時の交通事故をなくしましょう。
また三重県警察は、毎月11日を「横断歩道"SOS"の日」に設定し、横断歩道を通行する車両や歩行者の交通指導、広報啓発活動などを重点的に行う日としています。横断歩道では歩行者優先を徹底し、交通事故防止に努めましょう。
横断歩道SOSの日は毎月11日です
○しろまる「横断歩道"SOS"の日」チラシは
コチラ
県内の横断歩道での交通事故状況
令和4年中の車対人の人身事故の件数は266件発生しており、そのうち歩行者が道路横断中であった事故は146件で、なかでも、横断歩道を横断中の事故が78件発生しています。
また、道路横断中の死者は15人で、そのうち横断歩道を横断中の死者は4人(全死者の約6.8%)となっています。
横断歩道における歩行者優先意識を社会全体で高めましょう。
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)による停止率調査結果
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)において実施された「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」によると、令和元年度は、三重県が全国最下位の3.4%でしたが、様々な取組を実施した結果、令和5年9月調査時点で、51.3%と大幅に増加しました。しかし、未だ半数程度しか停まっていない状況です。
横断歩道停止率の推移グラフ
(令和5年調査結果)
全国 停止率 45.1%
三重県 停止率 51.3%
順位 19位
ダイヤマークをご存知ですか?
信号機のない横断歩道の手前には原則、ダイヤマーク(横断歩道又は自転車横断帯ありの意味)の道路標示があります。
ドライバーの方は、このダイヤマークがあるところでは、アクセルから足を離し、その先の横断歩道に歩行者等がいた場合に、確実に停止できるよう準備しましょう。
横断歩道のダイヤマークの図横断歩道が近くにある事を示す標識アクション38の図
横断歩道は歩行者優先!無事故・無違反チャレンジ123
自動車やバイク等を運転する方を対象に、123日間の無事故・無違反にチャレンジしていただける取り組みを、チャレンジ実行委員会で行っており、県内における交通事故防止をより一層進めることで、一人でも多くの県民の命を守ることに繋げています。
リンク:
横断歩道は歩行者優先!無事故・無違反チャレンジ123
歩行者にもルールがあります
〇横断歩道の利用…歩行者は横断歩道がある場所の付近では、横断歩道を渡りましょう。
〇信号の遵守…信号は必ず守らなくてはなりません。青信号でも、必ず周りをよく確認してから渡りましょう。
〇斜め横断は禁止…歩行者は斜めに道路を横断してはいけません。
〇車両等の直前や直後での横断禁止…歩行者は車等の直前や直後で横断してはいけません。
〇道路標識の遵守…「歩行者横断禁止」を示す道路標識がある場所では道路を横断してはいけません。必ず近くの横断歩道を通行してください。
横断禁止の標識
横断歩道ハンドサインキャンペーン
信号機のない交差点において、歩行者側も横断する際に、“ハンドサイン”を出すことなどで安全な行動に繋がります。
【横断歩道“ハンドサイン”キャンペーン】
1 少し手を上げる、運転者に顔を向けるなどして横断する意思表示をしましょう。
2 安全を確認してから横断を始めましょう。
3 横断中も周りに気を付けましょう。
横断歩道ハンドサインキャンペーンの図
リンク:
三重県警察本部