三重県林業研究所のみえ森林・林業アカデミー棟には、県内で育った様々な樹種の木材が使用されています。
ここでは、アカデミー棟の取っ手に使用されているケヤキの木を紹介します。
なお、アカデミー棟に使用されている木材については、
こちらのページをご覧ください。
別名
ツキ
学名
Zelkova serrata
科
ニレ科
属
ケヤキ属
ケヤキの葉
ケヤキの葉(撮影:三重県林業研究所)
ケヤキの樹形
ケヤキの樹形(撮影:三重県林業研究所)
ケヤキの樹皮
ケヤキの樹皮(撮影:三重県林業研究所)
アカデミー棟における使用状況
アカデミー棟における使用状況(左側の取っ手)
※(注記) 写真撮影協力:白山中学校
分布
冷温帯から暖温帯の山地に分布、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
分類
落葉高木
樹形
普通高さ20〜25mだが、高さ50m直径5mに達する巨木もある、樹冠は箒状、扇状に開いた形になる
花
4〜5月頃咲き、雄花は淡黄緑色で小さく枝の下部の葉腋に数個ずつ集まってつく
果実等
果実は長さ4〜5mmの平たい球形で、10月頃暗褐色に熟す
葉
互生し長さ2〜7cmの卵形または卵状披針状でやや薄い。先は鋭くとがり縁には鋭い鋸歯がある
樹皮
灰褐色で老木になると鱗片状にはがれる
材の性質
木目が美しく湿気にもよく耐え、保存性もよいので用途が広い
比重:0.47〜0.84 色:辺材は淡黄褐色、心材は黄褐色から紅褐色
環孔材
用途
庭木、公園樹、街路樹、建築材(特に寺社建築)、器具材、漆器
その他
和名ケヤキの意味を、牧野博士は多分「ケヤケキ木」で顕著な樹の意味であろうと記している
備考
林業研究所で見られる場所:樹木図鑑園(B)、緑化見本園(11、33)、芝生広場
参考
・林 弥栄著、1985年9月1日1刷発行、1990年9月20日15刷発行、山渓カラー名鑑 日本の樹木 株式会社 山と渓谷社
・財団法人 林業科学技術振興所発行、昭和60年12月18日第1版発行、平成16年10月1日第4版発行、有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた
・出典:森林総合研究所九州支所HP「ケヤキ」の項(https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/keyaki.html)