社会福祉法人 宏育会 よっかいち ひばり保育園 (四日市市)
活動概要
1回目:園の要望と課題の聞き取り
9月7日(木) 10時から12時まで
参加者)園長
2回目:自然保育体験とふりかえり
11月30日(木) 9時から15時まで
参加者)園長、主任、保育士3名
対象) 3歳児17名
3回目:自然保育体験とふりかえり
1月11日(木) 9時から15時まで
参加者)園長、主任、保育士3名
対象) 3歳児17名
活動内容
【1回目】 アドバイザーが園の要望と課題について聞き取りをし、次のような課題が明らかになった。
1.令和6年度より増設する4・5歳児クラスに対応する野外遊び場がない。
2.園が所有する「ひばりの丘」と隣接する竹林をどのように活用したらいいのかがわからない。
【2回目】 午前中、「ひばりの丘」を中心に自然遊びを始めるが、次第に園児の興味が隣接する竹林にも移っ
ていった。午後は保育園関係者とアドバイザーで活動のふりかえりをし、アドバイザーから
「自然保育のフィールドは、園児の興味や遊びの範囲が広がる水辺や森林が望ましいので、「ひばりの丘」
を5〜10年かけて木や草花を植えるなどするとよい。」との提案があった。
なだらかなひばりの丘
写真1 「ひばりの丘」 写真2 「ひばりの丘」に隣接する竹林
【3回目】 午前中、竹林を中心にどんぐりを拾うなどの自然遊びを体験し、午後は保育園関係者とアドバイザ
ーで活動のふりかえりをし、アドバイザーから「自然保育は地域全体で取り組むことが理想であるため、所
有者や地域の協力を得ながら子どもが遊べる森になるよう整備していけるとよい。」との提言があった。
写真3 間伐され広くなった竹林で遊ぶ園児 写真4 ドングリを見つけて遊ぶ園児
アドバイザー派遣の結果
・竹林所有者の了解を得て、保育園関係者で竹林に続く土手の下刈りを実施。
・地区の自治会の協力で、竹林を間伐してもらい、明るい林内で自然保育ができるようになった。
・今後、「ひばりの丘」に草花や木を植えて、どんぐり拾いなどの自然遊びができるフィールドとして整備
することを検討している。
活動の感想(実施後のアンケートから抜粋)
・保育士の森林教育への意欲が高まった。
・保護者や地域の方の理解や協力を得られ、森林教育の良さが体験できた。
・温暖化や環境保護など広い意味での森林教育の大切さを児童や保護者に伝えていきたい。