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令和02年06月24日
熱中症予防に留意した「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
〜換気機能のない冷暖房設備を使っている商業施設等の皆さまへ〜
換気機能のない冷暖房設備(循環式エアコン)しか設置されていない商業施設等の場合、外気温が高いときに、必要換気量を満たすための換気(30分ごとに1回、数分間窓を全開する)を行うと、ビル管理法で定める温度および相対湿度の基準(28°C以下、70%以下)を維持できないときがあります。
新型コロナウイルス感染症のリスク要因の一つである「換気の悪い密閉空間」を改善するたの換気と、熱中症予防を両立するため、以下の点に留意してください。
窓を開けて換気する場合の留意点
- 居室の温度および相対湿度を28°C以下及び70%以下に維持できる範囲内で、2方向の窓を常時、できるだけ開けて、連続的に室内に空気を通すこと。
> 循環式エアコンの温度をできるだけ低く設定すること。
> 1方向しか窓がない場合は、ドアを開けるか、天井や壁の高い位置にある窓を追加で開けること。
- 居室の温度および相対湿度を28°C以下及び70%以下に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合は、窓からの換気に併せて、可搬式の空気清浄機を併用することは換気不足を補うために有効であること。
> 空気清浄機は、HEPAフィルタによるろ過式で、かつ、風量が5m3/min程度以上のものであること。
> 人の居場所から10m2(6畳)程度の範囲内に、空気清浄機を設置すること。
> 空気のよどみが発生しないように、外気を取り入れる風向きと空気清浄機の風向きを一致させること。
厚生労働省へのリンク
リーフレット https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000640917.pdf
参考資料 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000640920.pdf