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関西本線(名古屋〜JR難波間174.9km)は、名古屋〜大阪間を最短距離で結び、通勤、通学の交通手段として大きな役割を担うほか、産業面や観光面からも重要な鉄道です。
次の3つの運行系統に分かれており、直通列車がないため、亀山駅及び加茂駅において乗継が必要です。
紀勢本線(亀山〜和歌山市間384.2km)は、亀山を起点に東紀州地域を走る鉄道であり、県内全線が単線・非電化のため高速化が困難な状況です。
亀山から乗継なしで熊野方面に向かう列車は少なくなっていますが、名古屋から関西本線・伊勢鉄道を経由し、紀伊勝浦まで特急南紀が運行されています。
高速・大量輸送という鉄道の特性を引き出せるよう、複線・電化の実現に向け、「関西本線整備・利用促進連盟」「三重県鉄道網整備促進期成同盟会」の活動を通じて、JR各社や国等に対して要望活動を行っています。
しかしながら、複線・電化等の施設整備には厳しい経営状況や多額な経費が必要なことからその整備は困難な状況となっていますが、一方で、事業者の積極的な設備投資を促していくためには、利用者の増加が重要であることから、各同盟会では利用促進につながる活動にも取り組んでいます。