[画像:鈴鹿亀山道路]
概略計画の決定
平成27年9月16日、三重県は、県民の皆さんからのニーズの把握や鈴鹿亀山道路有識者委員会での審議を踏まえ、鈴鹿亀山道路の概ねのルートの位置や基本的な道路構造等(概略計画)を決定しました。
鈴鹿亀山道路の概略計画
1.起終点 起点:三重県鈴鹿市、終点:三重県亀山市
2.計画諸元 概略延長:約10km
車線数:詳細計画段階以降に検討します。
設計速度:80〜100km/h
3.構想ルート帯 構想ルート帯位置図は、以下のPDFファイルのとおりです。
構想ルート帯位置図
4.主な連結する道路
主な連結する道路については、詳細計画段階以降に検討し決定します。
インターチェンジ配置の考え方
は以下の1.及び2.のとおりです。
1.他の幹線道路との乗り継ぎを円滑にする位置。
2.市街地からのアクセスが良いこと。
5.主たる構造 計画する道路の構造については、詳細計画段階以降に検討し決定します。
6.その他必要な事項
インターチェンジの配置において、詳細計画段階以降に、鈴鹿市、亀山市等の意見を踏まえて、他の幹線道路や市街地からのアクセス性を重視して配置すると共に、アクセス道路の整備についても併せて検討し決定します。
自然環境や重要な史跡等への配慮において、道路整備を行うにあたって、自然環境や史跡等への影響を低減するために、詳細計画段階以降、計画ルートの詳細な検討にあたり、自然環境や史跡等への影響にできる限り配慮します。
特に、ルート1市街地北部ルートは、植物(天然記念物)への影響について、通過するものと予測し、影響の可能性があると評価しているため、計画ルートの詳細な検討にあたり、植物(天然記念物)への影響にできる限り配慮します。
景観への配慮については、詳細計画段階以降、計画ルートの詳細な検討にあたり、周辺景観への影響に配慮します。
ルート帯の比較評価
ルート帯案は、様々なルート帯案の候補から最終的に以下の2つのルート帯案に絞り込み、比較評価を行ないました。
比較評価の結果、ルート帯をルート1(市街地北部ルート)に選定しました。
・ルート1(市街地北部ルート):生活環境の保全を重視し、周辺道路と連携して経済的に課題解決を図る案
・ルート2(市街地通過ルート):市街地と直接連絡して当該道路で課題解決を図る案
ルート帯案の比較評価は、以下のPDFファイルのとおりです。
ルート1とルート2の概要
鈴鹿亀山道路の概略計画決定までの経緯
平成25年7月
第1回有識者委員会を開催し、「計画検討の発議」、「計画検討手順の明確化」について審議
平成25年9月
第1回100人協議会を開催(※(注記)1)
平成25年9月
三重県全域の住民を対象にアンケートを実施(※(注記)1)
平成25年10月〜11月
職能団体へのヒアリング(※(注記)1)
平成25年12月
第2回有識者委員会を開催し、「課題の共有」、「道路整備の必要性」、「複数案の設定」、「評価項目の設定」について審議
平成25年12月
〜平成26年1月
鈴鹿亀山地域周辺の住民を対象にアンケート調査を実施(※(注記)2)
平成26年1月
職能団体へのヒアリング(※(注記)2)
平成26年2月
第2回100人協議会を開催(※(注記)2)
平成26年3月
第3回有識者委員会を開催し、「複数案の比較評価」について審議
平成27年3月
鈴鹿亀山道路計画段階配慮書の作成、国土交通大臣への送付、公表
平成27年6月
鈴鹿亀山道路計画段階配慮書に対する国土交通大臣意見
平成27年7月
「鈴鹿亀山道路」シンポジウムを開催
平成27年9月
第4回有識者委員会を開催し、「概略計画の選定」及び「対応方針」について審議
※(注記)1:道路整備の必要性の意向や複数案の設定と評価項目の設定に繋がる配慮すべき事項等を把握
※(注記)2:ルート帯等の複数案の評価に繋がり、ルート帯を決定する際の配慮すべき項目を把握