【Hello!とうけい】vol.144 ご存じですか「労働力調査」

メディアに頻繁に取り上げられています「完全失業者数」「完全失業率」「就業者数」などは、毎月総務省が都道府県を通じて実施している「労働力調査」の結果から出されています。

労働力調査は、私たちの暮らしに関わる就業、不就業、雇用の実態を毎月明らかにするもので、調査対象となるのは、全国から無作為に選定された約4万世帯の方々(約15万人)です。

下のグラフは、平成19年9月から2年間の「完全失業者数」と「完全失業率」の動き(全国値)を表したものです。

完全失業者の対前年同月増減の推移

[画像:完全失業者の対前年同月増減の推移]

「完全失業者数」(男女計)は平成21年9月では363万人で、前年同月に比べ92万人(33.9パーセント)の増加となっています。

また、増加した92万人を男女別で見ると、男性が57万人、女性が35万人の増加を示しています。

完全失業率(季節調整値)の推移

[画像:完全失業率(季節調整値)の推移]

「完全失業率」(男女計)は、平成21年1月までは4パーセント前後で推移してきました。2月以降は4月には5パーセントを超えるなど上昇傾向にありましたが、8月からは若干下降に転じています。

また、男女別では平成21年4月を起点に、完全失業率の較差が以前に比べて拡大してきています。

なお、その他の調査結果は、総務省統計局のホームページ

http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm をご覧ください。

調査員が伺いました場合は、「労働力調査票」への記入をお願いいたします。

(注)完全失業者数…仕事がなくて調査期間中に少しも仕事をしなかった者等

完全失業率…労働力人口に占める完全失業者の割合

季節調整値…季節変動を除去した数値

三重県の統計情報は「みえDataBox」http://www.pref.mie.jp/DATABOX/をご覧ください。
次回のHello!とうけい♪vol.145は、12月24日(木曜日)掲載予定です。お楽しみに!