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平成25年2月21日に、中日本高速道路株式会社、亀山kisekiの会、亀山市の3者(立会人、三重県)により「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。継続した取組になり現在は、亀山市域における農山村の環境や景観の保全、農業での新たな労働力と交流機会の創造、紅茶などの特産品開発による地域活性化を目的とした協働活動を行っています。
平成27年第2回目の活動は、2ndフラッシュ(二番茶)の茶摘みです。この日は、台風の影響でしょうか大変蒸し暑い日となりました。中日本高速道路株式会社の方、kisekiの会、亀山市民の方、亀山市、三重県茶業研究所など30数名の方のご協力をいただき実施されました。
[画像:集合]
▲さんかく 集合した時は、曇り空でしたが・・・。
▲さんかく 田圃道を歩き茶園へ向かいます。3年目の活動ということもあり、経験者も多数お見えになります。田んぼの間を抜けて、少し高くなっているべにほまれの茶園に向います。
▲さんかく これが茶摘み前の「べにほまれ」です。少し赤みがかり、黄緑色の部分が2番茶です。これを本日収穫します。
▲さんかく 今回摘み取る2ndフラッシュは、黄緑色で赤みのかかった茶色部分をなるべく収穫します。葉の表面に茶色の虫食いのところがあります。無農薬のべにほまれ茶園には害虫、益虫、カエルなど様々な生き物が住んでいますが、中でも害虫のチャノミドリヒメヨコバイに養分を吸われると新芽は黄色く変色し、成長が止まってしまいます、このような新芽がウンカ芽と呼ばれます。普通は嫌われる虫ですが紅茶や半発酵茶ではウンカ芽は高貴な香のお茶として喜ばれ、美しい甘味を湛えるようになります。また小さなウンカ芽は手摘みでしか摘むことができないので大変高価なお茶になります。大変高価な紅茶で・・・美人というお茶がありますがこの「ウンカ芽」のみの紅茶です。このべにほまれ紅茶はこのように希少性の高いものとなっています。
▲さんかく 小学生の参加もありました。手摘みなので人手が勝負。三重テレビの取材もありました。この日の夕方に放送されました。
▲さんかく カマキリも沢山いました。餌となる生き物が沢山いるのでしょう。生き物が多くいる茶畑が最高級の紅茶を生み出します。右は黄色みがかった「ウンカ芽」。
▲さんかく ウンカ芽 1芯2葉。
べにほまれ紅茶復活プロジェクトは、次のステップを踏み出しました。単に、昔生産していた紅茶を復活させて、地域特産品にしていくという取組だけではありません。その活動や販売を通して、社会へも貢献していくという取組になりつつあります。
人と人がつながり協力することで生まれた「べにほまれ紅茶Kiseki」は、さらに人の心をつなげる紅い糸になって、地域や社会をよくして行こうとする活動につながっていこうとしています。皆さんも、この紅い糸につながってみませんか?