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イオン株式会社とNPO法人みやがわ森選組、三重県とは森林資源の持続的な利用を通じて森とくらしを守りたいという想いのもと、森林活動から林業施業、木材活用に至る総合的な人材の育成を図るため、林業担い手の育成事業 森びと養成講座「森つなぎプロジェクト」に取り組みます。
研修期間 平成26年10月5日から平成27年3月8日までの間の12日間(土、日)
受講生18名
森つなぎプロジェクト『森ラボ』では、森林資源の価値を消費者にどう伝えるか、参加者それぞれがこれまで蓄積してきた経験と、今回のカリキュラムで得た経験を掛け合わせて、これまでにないアイディア の創出をめざしました。
▲さんかく これまでは身体を使うカリキュラムでしたが、次は頭を使うカリキュラムです。
まずは、アイディアの重要性についての話を聞きました。
▲さんかく 無関係ゲーム、未来予測ゲーム、簡単ブレストなどを通して、既成概念にとらわれない発想、人の
アイディアに乗っかる、質より数、といったことを実際に体験してもらいました。
▲さんかく 次にKJ法を用いた、関係性を見つけ出すゲームを行いました。カードの内容を前提に分類をする
のではなく、カードの内容の間にある関係性を仮定(想像)していくというものです。
見えない関係、本質を見つけ出す重要性を実感してもらったと思います。
▲さんかく 2回目は、各自が取り組んだ宿題を素材に、「森林と消費者の間にある関係性」を見つけ出すことを
めざします。3つのグループに分かれての作業となりました。
▲さんかく それぞれが聞いてきた「消費者が持つ森林へのイメージ」を話し、その感想を付箋紙に書いて張り出し
ていきました。いろいろな言葉が並びます。
▲さんかく その言葉をKJ法を用いて整理しながら、その間にある関係性を見つけ出す作業を行いました。
作業がだんだん佳境に入ってきて、難しくなってきました。でも、この悩みが大切なんです。
▲さんかく グループで「森林と消費者との間にある関係性」を決めたら、そこから思いつく商品、サービスを書き出し
ます。途中で紙を交換して、人の書いたものにも乗っかって、アイディアを出して出して。
その後は、出たアイディアの中から、一番を決めました。
▲さんかく そして、最後は、その決めたアイディアのものの参考品を試作してもらい、発表してもらいました。
なかなか斬新なものもあったり。
▲さんかく 発表アイディアに対しては、審査員の方にコメントをいただきました。受講生の皆さん、ありがとうござい
ました。
(う〜ん、審査員の皆さんの目が怖い。。。)
▲さんかく 最後に、大台町における移住支援策の紹介と、三重県の林業就業支援策、移住支援策の紹介を行い
ました。
12日間のカリキュラムを通して、事情で参加できなくなった1名を除き、一人の脱落者も出すことなく最後まで続けることが出来ました。参加いただいた受講生の皆さんそれぞれの熱い想いがあってこそだと感じています。
終了後に、林業就業に進む方や大台町へ移住される方が新たに生まれたのは、今回の取組の大きな成果であったと考えています。また、 林業就業まで行かずとも、木材に関係する仕事や一次産業に進む人、森林ボランティアに登録して活動を続ける人など、多くの強力な森林サポーターが生まれたことも大きな成果でした。
ここで生まれた人の縁が、また次の縁となって大きく育って行くことを期待したいですね。