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平成26年3月17日に、明智工業株式会社、尾崎営農組合との間で「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。
[画像:第1回目]
今後は、いなべ市藤原町篠立地区において、農道の清掃や獣害防止柵の補修、改良などの作業支援を行うほか、餅米を作付して餅つきを開催するなどして、相互の交流を図りながら農山村活性化に向けた協働活動を行ってく予定です。
第2回活動は平成26年11月29日(土)に、明智工業株式会社の社員・家族の方と尾崎営農組合の組合員・家族が参加して、餅つきと工場見学を行いました。
[画像:尾崎2]
▲さんかく 当日はあいにくの天候でしたが、たくさんの方に集まっていただきました。
餅つきと工場見学。こういう交流ができるのは、地元企業との協働取組ならではですね。
▲さんかく 地元の奥様方も集まっていただき、工場内で準備を進めます。
▲さんかく 農村でも高齢化と少子化が進み、臼と杵を用いた餅つきをする機会も減りました。
とはいうものの、身体が動きを覚えています。手馴れた手つきで、蒸しあがった餅米をこねていきます。
▲さんかく 社員の子どもも、餅つき初体験です。
こういう取組でないと、なかなか体験できる機会がありません。いい思い出になったかな?
▲さんかく つき上がった餅は、手馴れた手さばきで、きなこ餅、しょうゆ餅、おろし餅、あんころ餅、ごま餅に。
臼でついた餅は、やはり一味違います。外国の子ども達には、きなこ餅が人気でした。
▲さんかく その後は、今度は会社の方に工場内を案内していただきました。
地元にある工場でも、地元の人は中でなにをやっているかあまり知りません。
こういう機会があることで、相互理解と、いざという時の助け合いにつながります。
▲さんかく これは何か分かりますか?これは水力発電のタービンの羽根の部分です。
強い力がかかるため溶接では無理なので、この複雑な形を鋳物で製造しています。
▲さんかく ではこれは何でしょう? これは電車のサスペンションまわりの部品だそうです。
明智工業の社員さんの説明に、地元の方も熱心に質問をされていました。
▲さんかく この大きいものも、タービンの周りの支え部分だそうです。
左にある大きな炉に入れて熱処理を行います。
工場では、鋳型で型をとった状態のものを、高圧電流で余分なものを取り除き、グラインダーできれいに磨き、さらに鉄の玉を吹き付けて研磨し、塗装を行い出荷しているとのこと。前を通るだけだった住民の方も、工場での作業に関心を持っていただけたのではないかと思います。
地元に工場はあることは知っていても、誰が働いているか、何を作っているか知らないような状態であれば、お互いの交流やいざという時の助け合いなどは難しいと思います。今回のような取組を通して、相互理解を深め、双方の気持ちが通じる関係づくりに繋がっていけばと思います。このような地元の会社との新しい関係づくりは、もっと広げていきたいですね。