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平成26年5月1日に、熊野精工株式会社、尾呂志「夢」アグリとの間(立会人;御浜町、三重県)で「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。
[画像:記念写真]
今後は、御浜町尾呂志地区において、酒米の田植え、稲刈りなどの農作業を行うほか、農山村活性化に向けた協働活動を行っていく予定です。
第1回目の活動は、平成26年5月10日、雲一つない青空のもとで熊野精工株式会社の社員の方や尾呂志「夢」アグリのメンバーなど約30名が参加し、手植えでの酒米の田植え作業を行いました。
[画像:第1回活動]
▲さんかく 最初に、紀州地域農業改良普及センターの職員から、手植えの方法などの説明がありました。
今回植える酒米は、三重県で品種開発した「神の穂」です。
果たして、どんな味の日本酒ができるのか・・・今から、楽しみですね。
▲さんかく 当日は、見事な五月晴れ。
少し前の週間天気予報で雨の予報だったとは、思えません。
山肌を新緑が黄緑色に染めるなか、吹き抜ける風と初夏の日差しが気持ち良いです。
▲さんかく ぬかるむ泥に足を取られながら、慣れない手つきで育った苗を手植えしていきます。
横一列に並んで、ロープの目印を参考に、まっすぐ・・・でない部分もありますが、そこはご愛嬌です。
▲さんかく 尾呂志地区は、なだらかに続く石積みの棚田を、切り立った山々が囲む地域です。
酒米を植える田んぼも、ゆるやかなカーブの棚田でした。
このカーブさ加減が、なんだか良い感じです。
▲さんかく でも、田んぼの形がカーブしているため、なかなかまっすぐに植えられません。
まあ、収穫も手刈りになるから、その辺りはあまり気にしなくてもいいよ、ということで・・・
▲さんかく 尾呂志地区は風伝おろしと呼ばれる朝霧でも有名な地区。
この後ろの山から、朝霧が流れ落ちるのだとか。
そんな山々を背景に田植え。もう何と言うか・・・絶景でございます。
▲さんかく 最初は、ぎごちなかった手植えの作業も、時間とともにだんだん慣れてきます。
途中で、苗が足りなくなって、地元の方に取に行ってもらいました。
[画像:第1回活動]
▲さんかく 絶景の中という爽快感と、ひと仕事を終えたという達成感が、何となく身体中から発散されてます。
いや〜、良い場所で作業をさせていただきましたと、お礼を言いたいくらいです。
▲さんかく そして、予定よりも早く無事に全部を植えることが出来ました。
最初、「半分できるだろうか」と心配していた、地元の方も驚いていました。
みなさん、がんばりました。お疲れ様でした。
▲さんかく 労働の後の、ご飯は格別ですね。
最後は皆さんで作った酒米でしぼった日本酒で乾杯することをイメージしつつ、今日のところは、地元の新茶で乾杯です。
酒米を植えて日本酒を作りながら、地域活性化に向けた協働活動を行うという取組は、企業との協働活動の中では初めての取組です。参加された皆さん、地元の方も、最後に日本酒が出来上がるのをとても楽しみにしていました。尾呂志地区は寒暖の差が大きく、三重県の中でも美味しい米が出来ると評判のある地域です。そんな地域でできる酒米と日本酒。新しい地域の特産になっていけばと思います。
東紀州地域は、三重県の中でも過疎化や高齢化が早く進んでいる地域です。弱った地域力をカバーして、再び元気に活動をしていくために、こうした企業と農山漁村が連携した取組が、もっと広がっていけばと期待しています。