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三重県いなべ市藤原町に位置する藤原岳(標高1,120m)を源頭部とする西之貝戸川と小滝川では,平成10年7 月以降,毎年のように土石流が発生しています。これは,渓流や斜面の勾配が急で,「さざれ石」と呼ばれる石灰岩の石からなるもろい地質であることと,藤原岳では平野部と異なって突発的に短時間で多量の雨が降ることが原因だと考えられています。
土石流発生年月日
発生渓流
流出土砂量
備 考
(m3)
平成10年7月29日
西之貝戸川
-
平成11年8月19日
西之貝戸川
3,000
西之貝戸川1号砂防えん堤で停止
小 滝 川
10,000
小滝川1号砂防えん堤の下流で停止
平成11年9月24日
西之貝戸川
3,700
西之貝戸川1号砂防えん堤の下流で停止
小 滝 川
5,000
小滝川1号砂防えん堤の下流で停止
平成14年7月9〜10日
西之貝戸川
-
西之貝戸川3号砂防えん堤の上流で停止
小 滝 川
21,080
小滝川1号砂防えん堤で停止
平成14年7月17日
西之貝戸川
39,860
西之貝戸川1号砂防えん堤で停止
小 滝 川
20,970
小滝川1号砂防えん堤で停止
平成15年8月8〜9日
西之貝戸川
26,000
西之貝戸川2号砂防えん堤で停止
小 滝 川
50,000
小滝川遊砂地で停止