「0円ソーラー」とは
事業者が初期費用を負担して、住宅に太陽光発電を設置し、設備のリース料金等により、初期費用を回収するので、住宅所有者は初期費用0円で太陽光発電を設置できるものです。設置後、一定期間(概ね10年間)は、リース料金等の支払いが必要ですが、一定期間経過後は、設備が住宅所有者に無償譲渡されます。
「0円ソーラー」の仕組み
電力販売
電力販売図リース
リース図自己所有モデル
自己所有モデル図「0円ソーラー」
5つのメリット
-
0円で設置可能!
契約期間中の維持管理は
手間いらず!事業者が初期費用を負担するので、住宅所有者は0円で太陽光発電設備が設置可能です。なお、契約期間中の維持管理については事業者が行うため、手間がかかりません。
-
契約期間後は、
あなたのものに!事業者が初期費用を回収後(概ね10年後)は、設備が住宅所有者に無償譲渡されます。
-
地球温暖化対策に貢献!
発電時に地球温暖化の原因であるCО2(二酸化炭素)が発生しません。
-
非常用電源として使える!
地震や台風などの自然災害により停電が起きた場合でも昼間の電気が確保できます。
(注)夜間の利用には別途、蓄電池が必要になります。非常用電源としての活用については「災害時も停電のないくらし!〜今こそ太陽光発電〜」も御参照ください。
-
電気代が節約できる!
太陽光発電によって得られた電気の自家消費や、余剰電力の売電(売電ができないプランもあります)により、電気代を節約することができます。
「0円ソーラー」での
設置の流れ
下記プランの中から、条件や希望にあったプランをお選びください。
選択したプランについて資料請求をしてください。
資料請求は、県を経由して行うこともできますが、直接事業者に連絡する方が早く入手できます。
県を経由する形での資料請求について
事業者と契約します。
(注)契約は県民と事業者の個別的協議に基づき行われるものであって、県が当該契約の締結に関与することはなく、県が設置に関して保証等の責任を負うものではありません。設置後、「電力販売」の場合は発電された電気のうち使用した分の電気料金、
「リース」「自己所有モデル」の場合は使用料(又はサービス料金)の支払いが必要になりますが、
その料金が安くなるように、県が事業者に対して補助しています。
「0円ソーラー」
プラン選択・資料請求
設置を検討したい方は、以下の手順により
資料請求を行うことができます。
- 事業者への電話連絡
- 下記のリストに掲載している各事業者の電話番号へ連絡することで資料請求を行うことができます。
| 事業者名 | 問合せ | プランの 種類※(注記)1 |
年齢制限※(注記)2 | 築年数制限 | 初期費用 0円蓄電池※(注記)3 |
|---|---|---|---|---|---|
| かながわゼロ円ソーラー合同会社 | 0465-66-3003 | リース・電力販売 | 70歳未満 | 44年未満 | 対応可能 |
| TEPCOホームテック株式会社 | 0120-948-356 | リース | 65歳未満 | 43年未満 | 対応可能 |
| 株式会社サンエー | 0120-359-788 | リース | 67歳未満 | 41年未満 | 対応可能 |
| ハチドリソーラー株式会社 | 0120-963-750 | リース | 65歳未満 | なし | 対応可能 |
| 東京ガスリース株式会社 | 03-5322-1125 | リース | 86歳未満 | 新築のみ | 対応可能 |
| 株式会社サンコー(更新作業中) | 052-784-9012 | リース | 60歳未満 | 10年未満 | 対応可能 |
| 東京電力エナジーパートナー株式会社 | 0120-935-702 | リース | 65歳未満 | 15年未満(10年以上は現地調査次第) | 対応可能 |
| 宇山商事株式会社 | 0120-23-8210 | リース | 65歳未満 | 40年未満 | 対応可能 |
| ソーラーフロンティア株式会社 | 0120-55-8983 | リース | 70歳未満 | 43年未満 | 対応可能 |
| 東京ガス株式会社 | 問い合わせHPより | 自己所有 | 65歳未満 | 18年以内 | 対応可能 |
| 中部電力ミライズ株式会社 | 0120-922-187 | リース | 65歳未満 | 44年未満 | 対応可能 |
| 株式会社イーネットワークシステムズ | 0570-091-710 | リース | 60歳未満 | 19年未満 | 対応可能 |
- ※(注記)1
- プランの種類は「電力販売」、「リース」、「自己所有モデル」があります。
「電力販売」...事業者が住宅に太陽光発電設備を無料で設置し、発電された電気を当該住宅所有者などに販売するもの
「リース」...太陽光発電設備を事業者が代わりに購入・設置し、住宅所有者は太陽光発電設備の使用料を毎月支払うもの
「自己所有モデル」...余剰電力の売電債権と引き換えに事業者の負担で太陽光発電設備を設置し、住宅所有者は売電債権相当額が減額されたサービス料金を毎月支払うもの - ※(注記)2
- 年齢制限については例外もあります。詳しくは各事業者にお問い合わせください。
- ※(注記)3
- 初期費用0円蓄電池はリース等での契約となり、「0円ソーラー」同様、月々の支払いが発生します。
Q&A
0円ソーラーの仕組みについて
- Q
- 「0円で設置可能!」とありますが、本当に初期費用0円で設置できますか?
- A
- 工事代が別途かかる一部のプランを除き、太陽光発電を設置するための初期費用はかかりません。
プランの種類が「電力販売」の場合は、太陽光発電で発電した電力のうち利用した分の電気料金をお支払いいただくことになります。
プランの種類が「リース」の場合は、太陽光発電で発電した電力の利用料金ではなく、太陽光発電のリース代をお支払いいただくことになります。
プランの種類が「自己所有モデル」の場合は、太陽光発電のサービス料金をお支払いいただくことになります。
- Q
- 「契約期間中の維持管理は手間いらず!」とありますが、本当に経費が掛かからないのですか?
- A
- 設置した太陽光発電の所有権が県民の皆様に移るまでは、事業者が管理を行いますので、設備の不具合等があった場合でも経費はかかりません。(途中で契約を解除するなど、県民の皆様に起因する理由により経費がかかる場合には、負担が生じる場合があります。)
ただし、プランの種類が「電力販売」の場合は月々の電気料金を、「リース」の場合は月々のリース代を、「自己所有モデル」の場合は月々のサービス料金を御負担いただくことになります。
- Q
- 設置に条件はありますか?
- A
- 県民の皆様の年齢、設置する住宅の築年数、建物の管理状況(老朽化等)、屋根の形状、屋根の日当たりなどにより、設置ができない場合があります。詳しくは事業者に御相談ください。
- Q
- 「契約期間後は、あなたのものに!」とありますが、これはどういうことですか?
- A
- 太陽光発電を設置する事業者が設置費用を回収するまでは、設備は事業者の所有になります(概ね10年程度)。その後は県民の皆様の所有になります。太陽光発電は、10年経過しても安心して使えます。(ただし、太陽光発電を設置する場合に同時に設置する「パワーコンディショナー」の保証期間は15年程度です。)
- Q
- 太陽光発電を0円ソーラーで設置するのと購入するのでは、どちらがお得ですか?
- A
- 設置する太陽光発電の容量や電気の使用状況などにもよりますが、一般的には、購入した方のメリットが大きいと言われています。なお、県では、より安価に太陽光発電を購入できるよう「住宅用太陽光発電・蓄電池補助金」(別ウィンドウで開きます)や「共同購入事業」(別ウィンドウで開きます)を行っていますので、合わせて御検討ください。なお、受付を終了している可能性もありますので、それぞれの事業のページをご確認ください。
0円ソーラーのプランについて
- Q
- 「電力販売」、「リース」、「自己所有モデル」の三つのプランがありますが、違いを教えてください。
- A
(1)電力販売
一般的には、現在契約中の電力会社から契約を切り替えていただくことが必要になります。その上で、
a:設置した太陽光発電により発電した電力のうち、家で使用した分(自家消費分)
b:(太陽光発電が発電しない夜間など)a以外に使用した分
の電気料金を事業者に払います。
これまで、電気の使用量に応じて支払っていた「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の一部(aの分)が不要となり、電気代が安くなるというメリットがあります。
※(注記)「再生可能エネルギー発電促進賦課金」とは
再生可能エネルギーの導入を進めるために、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が運営されています。
この電力会社が電力を買い取るのに要する費用は、賦課金として、電気の使用者から電気料金の一部として電気の使用量に応じて負担してもらうことで賄われています。お手元の月々の検針票を見ていただければ、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を負担していることが分かります。(2)リース
太陽光発電設備の月々のリース代をお支払いいただきますが、太陽光発電で発電した電気は全て住宅所有者が利用できます。具体には、
a:設置した太陽光発電により発電した電力のうち、家で使用した分(自家消費分)の電気料金が不要
b:aで使い切らなかった電力は「余剰売電」として東京電力に売ることが可能(一部プランは売電不可)
というメリットがあります。(3)自己所有モデル
太陽光発電設備の月々のサービス料金をお支払いいただきますが、太陽光発電で発電した電気は全て住宅所有者が利用できます。具体には、
a:設置した太陽光発電により発電した電力のうち、家で使用した分(自家消費分)の電気料金が不要
b:余剰電力の売電債権は0円ソーラー事業者に渡す必要がありますが、売電債権相当額が減額されたサービス料金で利用可能
というメリットがあります。
- Q
- 太陽光発電を0円ソーラーで設置するのと購入するのでは、どちらがお得ですか?
- A
- 設置する太陽光発電の容量や電気の使用状況にもよります。詳しくは事業者に御確認ください。
0円ソーラーのプラン選択について
- Q
- プランがたくさんありますが、どのように選べばよいですか?
- A
- まずは、各種制限を確認してください。次に、事業者ごとにプランの特徴がありますので、そちらを御参照ください。その他には取り扱うパネルの種類や事業者の地域性等をどのように判断されるかとなります。(県としては、事業者の紹介はしますが、どの事業者にした方がいいというようなお勧めはしません。)
太陽光のメリット・
デメリットについて
- Q
- 「非常用電源としても使える!」とありますが、どういうことですか?
- A
- 「自立運転機能」という機能により、日中、晴れていて、太陽光発電が発電しているときは、停電時にも電気を使うことができます。(一般的には1500Wまで使えます。)
- Q
- 具体的に、停電のときはどのように電気が使えますか?
- A
- 太陽光発電を設置する場合、「パワーコンディショナー」を同時に設置します。停電時には、屋外(又は屋内)にある「パワーコンディショナー」を手動で操作し、連系運転から太陽光発電の自立運転に切り替えることで、電気を使うことができます。電気の使用方法は「パワーコンディショナー」もしくは室内に非常用コンセントがついておりますので、切り替えた後、そこから電気を使用できます。切替方法は、各メーカーの機種ごとに異なりますので、取扱説明書に記載の操作手順に従って行ってください。
なお、蓄電池と「ハイブリッド型パワーコンディショナー」が設置されている場合には、自動で自立運転に切り替わり、特定負荷分電盤に接続された設備を使用することができます。
- Q
- 停電時、夜間はどうなりますか?
- A
- 太陽光発電は日中しか発電しないので夜間は電気が使えません。夜間も電気を確保するためには蓄電池を別に導入する必要があります。事業者が蓄電池の導入について条件を付けている場合がありますので、詳しくは事業者に御相談ください。
蓄電池について
- Q
- 初期費用0円蓄電池とはどういうものですか?
- A
- 0円ソーラーと同じく、設置する際の費用はかかりませんが、契約期間中は月単位で利用料やサービス料金をお支払いいただく形になります。契約期間満了後は、設備が住宅所有者に無償譲渡されます。
- Q
- 購入という形で蓄電池の導入はできますか?
- A
- 業者によって対応が異なります。また、導入できる場合でも蓄電池の種類が制限される場合があります。詳しくは各事業者又は脱炭素戦略本部までお問い合わせください。
- Q
- 蓄電池はいくらしますか?
- A
- 使える電気の容量によりますが、一般的に、家庭向けでは5〜10kWのもので100〜200万円します。
事業者の方へ
本年度当初予算に計上している「太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助」の活用を希望する事業者は、「0円ソーラー」へのプラン登録が必要になります。
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県を経由する場合は、下記の必要事項記載フォームをダウンロードして記載の上、FAXで下記番号に送信してください。
必要に応じて電話や電子メールにより確認をさせていただく場合があります。必要事項記載フォームに記載いただいた情報は御希望の事業者に提供いたしますので、あらかじめお含みおきください。
- 必要事項記載フォームダウンロード(Excel)
- FAX:045-210-8952
なお、FAXによる送信が難しい場合は、環境農政局脱炭素戦略本部室へのお問い合わせフォーム(別ウィンドウで開きます)からお問い合わせください。請求方法について別途御案内します。※(注記)事業者に直接請求する場合は、必要事項記載フォームを使用する必要はありません。