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ホーム > くらし・安全・環境 > 生活と自然環境の保全と改善 > 野生動物と自然環境の保全 > 神奈川の野生鳥獣と狩猟のページ > ヤマビルにご注意を!
更新日:2025年6月11日
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ヤマビル情報
ヤマビルは、円筒形で体長2〜5cmで、伸びると5〜7cmになります。体の前後腹面に吸盤があり、ほふく運動で(尺とり虫のように)人や動物に接近し付着します。寿命は3〜5年程度と言われています。
ヤマビルは陸にすむヒルですが、落ち葉の下など湿気の多いところを好みます。
活動期は、4月から11月までで、特にヤマビルの生息や活動に最も適した気象条件(気温、湿度及び降水量)になる6月から9月までは生息密度も高まり、特に雨中及び雨後は活動が活発です。
ヤマビルの活動域の拡大は、人や野生動物が媒介しているとも言われています。
ヤマビルは、動物や人が吐く息に含まれる炭酸ガスや体温などで、その存在を知り移動します。移動速度は1分に1m程度とのこと。
[画像:ミミズやゴカイの仲間(環形動物)で体長1.5〜5センチメートル。前後に吸盤を持ちしゃくとり虫のように移動しながらシカなどの動物から吸血して生息する。]
県自然環境保全センター撮影
ヤマビル(背景の目盛りは1cm四方)
出血が原因で生命に関わることはありません(やがて出血は止まる)が、ごく稀に傷口から細菌類による感染を起こし、じんましんや発熱などの症状をきたす場合があります。
その予防のためにも次のことに注意しましょう。
吸血しているヒルはすぐに除去する。無理に除去しても構わないが、皮膚を損傷することもあるので、タバコの火を付けたり塩をかけたりすると、すぐ取れるので、そのようにすると良い。
傷口から血を押し出すようにして、血と一緒にヒルジンなどの成分を流し出すと治癒が早い。虫さされの際の毒を吸い出す器具(ポイズンリムーバー)を使うと便利。
抗ヒスタミン剤(虫さされ用軟膏など)を塗布し、バンソウコウなどで傷口をふさぐ。
「ヤマビル対策マニュアル」等を作成しました。
このページの所管所属は環境農政局 緑政部自然環境保全課です。