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ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 食中毒の発生について
更新日:2025年11月4日
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平塚市内の飲食店を原因とする食中毒が発生し、平塚保健福祉事務所は令和7年10月21日(火曜日)に、飲食店の営業者に対し、営業禁止処分を行いましたのでお知らせします。
1 概要
令和7年10月14日(火曜日)、平塚市内の飲食店から「10月11日(土曜日)に提供した弁当を喫食した複数名が下痢、腹痛等の症状を呈している。」旨の連絡が平塚保健福祉事務所にありました。
当保健福祉事務所が調査を行った結果、次の理由から、本日、この飲食店が提供した弁当を原因とする食中毒と決定しました。
2 発症状況
131名(男性:75名、女性:56名)(調査中)
3 原因施設
4 原因と措置
調査中
10月11日(土曜日)に提供された弁当
ハンバーグ、エビフライ、クリームコロッケ、ポテトサラダ、チキンのトマトソースあえ、ごはん
原因施設に対して、10月21日(火曜日)から営業禁止
(なお、同施設は10月16日(木曜日)から営業を自粛しています。)
10月23日(木曜日)営業禁止解除
本件については、健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき、修正している箇所がありますので、記者発表時の内容をお知りになりたい方は、問合せ先までご連絡ください。
5 検査状況(10月21日(火曜日)15時現在)
細菌5検体(2検体ウエルシュ菌陽性、3検体陰性)
ノロウイルス10検体(10検体陰性)
細菌5検体(1検体ウエルシュ菌陽性、4検体陰性)
ノロウイルス5検体(5検体陰性)
細菌6検体(6検体陰性)
件 数
患 者 数
死 者 数
令和7年1月1日から10月20日
73件
804名
0名
令和6年同期
73件
787名
0名
令和6年(1月から12月)
84件
951名
0名
ウエルシュ菌は、動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く生息する細菌です。
酸素が少ない環境を好み、熱に強い芽胞を作ります。このため、食品を大釜などで大量に加熱調理すると、食品の中心部が無酸素状態となり、加熱により他の細菌が死滅してもウエルシュ菌の芽胞が生き残ることがあり、食品の温度が発育に適した温度まで下がると急速に増殖を始めます。
ウエルシュ菌が大量に増えた食品を食べると、腸管内でウエルシュ菌が毒素を作り、この毒素が症状を引き起こします。
食中毒の事例では、給食などで大量に加熱調理されたカレー、シチュー、スープ、野菜煮付けによるものがあります。
潜伏時間:6から18時間
主な症状:下痢、腹痛
1 前日調理、調理後の室温放置を避け、加熱調理したものはなるべく早く食べましょう。
2 大量に加熱調理した食品をやむを得ず保管するときは、小分けするなどして急速に冷却しましょう。
神奈川県平塚保健福祉事務所
食品衛生課長 阿久津 電話 0463-32-0130 内線230
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 宮崎 電話 045-210-4930
食品監視グループ 藤嶋 電話 045-285-0741
このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。