I 屋久島地域入退院支援ルール運用後に係るアンケート調査の主な結果
1 介護支援専門員等用
(1)退院調整実施率
運用前 退院調整を実施した件数(A) 24件 (A)再調査にて確認できた7人すべてが,
(H29.10〜11)調査期間内に退院した件数
(B) 33件 家族を介してケアマネに連絡があり,結果的に
割合(A)/(B) 72.7% 退院調整できていたことを確認した。
運用後 退院調整を実施した件数(A) 35件
調査期間内に退院した件数
(B) 40件 (A)
(B)転院による退院は除く
(R2.3〜4) 割合(A)/(B) 87.5%
運用後 退院調整を実施した件数(A) 52件
調査期間内に退院した件数
(B) 54件 (A)
(B)転院による退院は除く
(R3.3〜4) 割合(A)/(B) 96.3%
(2)退院調整が漏れた2件の状況
医療機関から施設に退院の際情報がなかった
(3)情報のケアプラン作成への活用の有無
有 37件,無 15件
(4)入院時情報提供率
運用前 入院時に情報提供した件数
(A) 16件 (A)
(B)屋久島徳洲会病院聞き取
(H29.9) 調査期間内に入院した件数
(B) 16件 りによる
割合(A)/(B) 100.0%
運用後 入院時に情報提供した件数
(A) 46件 (A)
(B)ケアマネ等アンケート
調査期間内に入院した件数
(B) 46件
(R2.3〜4) 割合(A)/(B) 100.0%
運用後 入院時に情報提供した件数
(A) 47件 (A)
(B)ケアマネ等アンケート
調査期間内に入院した件数
(B) 48件
(R3.3〜4) 割合(A)/(B) 97.9%(5)「屋久島地域退院調整ルール」についての事業所内での研修や学習会等の実施について
研修や学習会等を行った(受けた) 3/24人
(6)連携がスムーズにいった事例
しろまる 自宅での看取りとなり,3日後の退院にも関わらず,病棟看護師と連絡をとれて自宅の準備を
進めることができた
しろまる リハの場面を家族と一緒に見学したことで,退院までにサービス調整ができた。
しろまる 専門職から直接起こりえるリスクや対応を聞くことができ,各サービス事業所と情報を共有する
ことができた。
しろまる 島内医療機関から鹿児島市医療機関に搬送された際,島内医療機関から医療連携シートを
搬送先に送るよう連絡があり,スムーズに対応できた
しろまる 入院時は施設アセスメントを提供 退院時はサマリー受け,入退院はスムーズに行えている。
しろまる 入院の際病院NS,MSWからすぐに連絡が入るようになり,情報提供しやすくなった。
(7)連携がスムーズにいかなかった事例
しろまる 退院を早急にしてもらいたいと病棟から依頼があり,急いでサービス調整等を行ったが,対象者
の体調不安定で1ヶ月以上退院が延期になった。体調が安定していないのに退院調整をせまられ,
サービス調整に困った。
しろまる 島内医療機関から島外医療機関に転院し,退院先が高齢者施設に入所となった事例で,入院中
の情報が島内医療機関にのみ送られていたので,そのような場合はFAXしてほしい。
しろまる 施設での転倒で島内医療機関へ搬送後,鹿児島市の医療機関に転院した事例で,島内医療機
関からの連絡がほしかった。(8)「退院調整ルール」運用後,課題等
しろまる 退院までに自宅での生活をイメージした排泄や食事,歩行,移動の動作などができているかな
どの情報が不十分と思われる。
しろまる 院内で介護しているスタッフからの情報や現状などが知れるようしてもらいたい。
オムツのあて方などの実際を介護スタッフに聞いてはじめてわかり,在宅時へのケアへつなぐこ
とができた
2 医療機関用
(1)ケアマネとの連携について,令和3年3〜4月の2か月間の状況(各病棟が計上した合計数)
入院患者のうち 左記入院患者のうち,
介護保険の受給者数 ケアマネから病院へ情報提供があったケース数 56件
(入院前にケアマネが決まっ 60件 左記入院患者のうち,ケアマネから情報提供が
ていた患者数) なく病院からケアマネへ連絡したケース数 4件
左記退院患者のうち,
退院患者のうち ケアマネと退院調整を実施したケース数 40件
介護保険の受給者数 50件 上記のうち,退院前カンファレンス実施
ケース数 4件
(2)ケアマネとの連携に関して,患者のために良かったと思われる点や事例等
退院許可が出てから家族,ケアマネに連絡することで退院に向けての準備及び調整等スムーズに
できていた。
(3)課題と思われる事項
特になし

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