----2102原子力だよりかごしま140-1-2


特重施設について,
当初1号機は令和2年12月まで,
2号機は令和3年1月まで発電を
停止して定期検査を行い,
当該検査期間中に完成させることとしていましたが,
工事の
工程短縮などにより,1・
2号機ともに,
完成が1か月早まる見通しとの説明がありました。
くろまる
発電所で発生する低レベル放射性廃棄物のうち,
工事に伴って発生する雑固体廃棄物
(配管等の金属類)
などを固化し,
青森県六ヶ所村の日本原燃
(株)
低レベル放射性
廃棄物埋設センターに搬出するための,
「廃棄物搬出設備」
の設置計画について説明が
ありました。
くろまる
解析に用いたシミュレーションの入力条件等の妥当性を確認するとともに,
新たな
解析プログラムによるシミュレーションを実施し,
降灰評価の保守性を確認したとの説明
がありました。
くろまる
第23回定期検査では,
九州電力による109項目の検査と国による61項目の検査が行われ,いずれも異常は認められなかったとの説明がありました。
次の主な工事について説明がありました。
❶ 燃料の取替え・・・燃料集合体157体のうち16体を新燃料に取り替えた。
❷ 抽出ライン配管修繕工事・・・予防保全の観点から,
一部に使用し
ていた冷間曲げ管を,
より割れにくい熱間曲げ管に取り替えた。
くろまる
くろまる
抽出ラインを熱間曲げ管に替えたということだが,
その戻りラインの方は,
替えなく
ても大丈夫なのか。
抽出ライン配管の一部に冷間曲げ管を使用していたが,
今回の取り替えを
もって,
すべて熱間曲げ管へ取り替えを終えている。
特定重大事故等対処施設
(特重施設)
の対応状況について
(九州電力)
特重施設は,
1号機が11月11日に,
2号機が12月16日に運用を開始しました。
補 足
廃棄物搬出設備の設置について
(九州電力)
これまでの委員からの意見への回答
(九州電力)
2号機の第23回定期検査結果について
(九州電力,
原子力規制庁)主な質疑応答
今回の廃棄物搬出設備で,
現在,
固体廃棄物貯蔵庫にある廃棄物が具体的にどのくらい減少するのか。
年間の発生量が約1,400本に対し,
廃棄物の圧縮・減容及び搬出により年間
約1,700本を処理する計画であり,
毎年約300本ずつ減少する見込みである。主な質疑応答
シミュレーションにおける,
計算結果の保守性をどのように担保し
ているのか。
時々刻々
と変化する風の中から発電所方向に向かう風を気象条件として選定し,
火山灰の噴出量はより厳しくなる計算条件として設定し,
それらを重ね合わせる
ことで,
計算結果の保守性を担保し
ている。
3ページへ続きます主な質疑応答
桜島大正噴火の火山灰シミュレーションについて,
入力条件をよく検討して数値解析を行うこと。
❶燃料の取替え
原子炉格納容器
タービン
発電機
復水器
循環水
ポンプ
給水
ポンプ
❷抽出ライン配管修繕工事
体積制御タンク
充てん/高圧
注入ポンプ
格納容器スプレイ
加圧器
制御棒
原子炉
容器
再生熱交換器
1次冷却材ポンプ
液体廃棄物
液体
アスファルト固化 均質・均一固化体
雑固体廃棄物 ドラム缶に封入
現在の液体廃棄物の運用
現在の雑固体廃棄物の運用
固体廃棄物貯蔵庫
新設備設置後の
雑固体廃棄物の運用
雑固体
廃棄物
圧縮減容,
モルタル充てん
「充てん固化体」
〔廃棄物搬出設備
(今回設置)〕〔川内原子力発電所〕
輸送
輸送
日本原燃
(株)
低レベル
放射性廃棄物埋設センター
全ての雑固体廃棄物は,
固体廃棄物貯蔵庫に保管
していたけど,
この設備が
完成したら,
搬出
できるようになる
んですね。搬出検査
搬出検査蒸気発生器これまで
の意見
原子力だより かごしま 140NO.原子力だより かごしま 140NO.1 2
川内原子力発電所の安全性の確認について
鹿児島県原子力安全 ・避難計画等防災専門委員会について
令和2年10月27日に第12回の専門委員会が開催されました。 九州電力などからの報告を受けて,委員からさまざまな意見や助言がありました。第12回

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