記 者 配 付 資 料
令和6年8月23日
国 際 交 流 課
台湾屏東県知事訪問団の来県について
1 台湾屏東県訪問団の来県について(訪問団の構成,訪問日程等)
2 周春米屏東県知事略歴
3 台湾屏東県の概要
【担当課】 国際交流課
課長 豊川 善規
電話:099-286-2301(直通)
令和6年8月
国 際 交 流 課
台湾屏東県知事訪問団の来県について
来月4日から8日まで,台湾の周 春米 屏東県知事をはじめとする訪問
団(約45名)が本県を訪問され,以下のとおり4グループに分かれて現地
視察等を行うほか,両県の今後の交流促進について協議を行う予定です。
1 訪問団の構成
(1) 屏東県政府等 13名
知事,各関係部長(国際交流・農政・商工)
,各関係課職員,
台湾国会議員
(2) 畜産業関連団体 13名
(3) 農水産業関連団体 10名
(4) 商工業関連団体 10名
2 屏東県知事の訪問日程
9月4日(火)台湾高雄市 → 福岡 → 鹿児島
9月5日(木) (日中) 県内視察(調整中)
〃 16:10〜17:00 知事表敬 【県庁18階特別会議室】
〃 18:00〜19:30 知事主催夕食懇談会
【シェラトン鹿児島】
9月6日(金)〜7日(土) 県内視察(調整中)
9月8日(日)鹿児島 → 福岡 → 台湾高雄市
(注記)屏東県知事ほか数名以外は,9月3日に鹿児島に到着し,4日は県
内の農畜産業及び商工業関係の事業者との意見交換を行う予定。
周春米(しゅう・しゅんみー/Chou, Chun-mi)
1. 現職: 屏東県長(民進党)
2. 生年月日: 1966 年 11 月 1 日
3. 出生地: 屏東県
4. 学歴: 台湾大学法律学部
5. 主要職歴:
台湾銀行行員(半年)
司法官訓練(1 年半)
高雄、屏東地方法院法官(7 年)
2001年 律師(弁護士)に転身
屏東県長法律顧問(蘇嘉全、曹啟鴻、潘孟安)
屏東律師公会理事長
民主進步党中央執行委員
2016年-2022年 立法委員(2 期、選挙区:不分区)
2022年-現在 屏東県長
6. 日本との関係
(1) 最近の日本訪問歴
くろまる 2023 年 3 月、東京都で開催された「FOODEX JAPAN 2023」に参加、農水産品
や加工食品等の紹介を行った。
くろまる 2023 年 3 月、
大阪府および三重県を訪問、
交通や観光環境の視察を行った。
くろまる 2023 年 5 月、東京都を訪問し、東急百貨にて謝長廷・台北駐日経済文化代
表処駐日代表と屏東県産のマンゴーを紹介、即完売となった。翌日、サミット
ストアの一日店長として屏東県産の果物等のトップセールスを行ったほか、
日進ワールドデリカテッセンで販売促進の商談を行った。
くろまる 2023 年 9 月、周県長率いる訪問団が東京都足立区役所を訪問。また、観光
業関係者に対して観光プロモーションを実施した。さらに、日本航空を訪れ、
高雄国際空港と日本を結ぶ航空路線の再開を求めたほか、同年 11 月に屏東県
墾丁地区で日本航空とマラソン大会を共催するにあたり、
日本人にも参加して
もらい台湾南部の情熱を感じてほしいと期待を寄せた。
くろまる 2023 年 9 月、鹿児島県の塩田康一知事を訪ね、文化,観光,教育,産業な
どの分野での交流と協力をさらに深めることを確認した。
くろまる 2024 年3月、熊本県を訪問。熊本県内のスーパーで開催した屏東県物産展
のオープニングセレモニーに出席し、屏東県産の農産品をアピールした。
くろまる 2024 年8月、沖縄県の玉城デニー知事を訪ね、観光や農業、教育など多方
面での交流促進を希望した。
台湾屏
へい東とう県けん
の概要
1 屏東県概要
・ 屏東県は台湾最南端に位置する県。
・ 三方が海に面し,漁業が盛んなほか,トロピカ
ルフルーツやコーヒー栽培などの農業も盛ん。
・ 行政区分としては,日本の県に相当。
1市3鎮29郷で構成される。
・ 面 積 約2,775 km2
・ 総人口 819,793 人(2019 年10 月)
・ 一人当たりのGDP 約193 万円
(注記) 姉妹・提携自治体:アメリカ(ハワイ州マウイ郡,コロラド州ジェファーソン郡),バヌアツ共和国(サンマ州)
2 本県と屏東県との関わり
屏東県南部の牡丹郷は,明治政府初の海外派兵となった
1874 年の「台湾出兵
(牡丹社事件)」の激戦地であり,当時,
出兵を指揮したのが陸軍中将西郷従道であった。
日本統治時代の 1936 年に,西郷従道を顕彰する「西郷都
督遺跡記念碑」が建立されるが,戦後,中国国民党により,
碑文は剥がされ,祖国復帰を意味する碑文に付け替えられ
た。
2016 年,
民主進歩党の政権発足を機に,
史跡や建造物を本
来の姿に戻す動きが本格化し,屏東県は「西郷碑」復元の一
歩として,戦後の碑文を取り外した。
〈西日本新聞2020 年2月記事より〉
屏東県
高雄
台北
3 屏東県との交流の経緯
(1) 令和元年12 月に,
県議会議員が宜蘭県との交流について台北駐福岡経済文化弁事処に相
談に行った際,弁事処側から宜蘭県との交流は難しいことから,日本との交流に前向きな
屏東県との交流を提案された。
(2) 令和2年2月に,当時の潘孟安屏東県知事より,鹿児島県との交流の可能性について両
県で話し合いたいとの申し出がなされた。
(3) 令和2年5月に,屏東県より医療物資の提供がなされた。
(医療用ゴーグル1,000個,医療用手袋10,000組,使い捨て防護服1,000着,フェイスシールド1,000個)
(4) 令和3年2月に,
鹿児島県・屏東県・台北駐日経済文化代表処の3者でオンライン会談を
行い,顔合わせを行った(両県知事も参加)。(5) 令和3年4月 27 日,
「鹿児島県議会台湾との友好交流促進議員連盟」と「屏東県議会台
日友好議員連盟」で交流に関するMOUを締結した。
(6) 令和3年4月から,両県で開催されるイベント等への PR ブース出展,職員派遣を順次実
施(詳細は,
「2 PRイベント等の実施状況」のとおり。)(7) 令和3年6月から,両県の国際交流担当職員によるオンライン会議を定期的に開催。
(8) 令和5年9月14 日,屏東県知事,同県関係各部長,観光関係者,台北駐福岡経済文化弁
事処長等が本県知事を表敬訪問し,今後の交流について意見交換。
(9) 令和6年1月22 日,本県知事が屏東県知事を訪問し,MOU締結。
【MOUの内容】
・青少年,芸術・文化,観光,経済など幅広い分野での友好交流・協力の促進
4 PRイベント等の実施状況
(1) 本県における屏東県PRイベント
1 「屏東県物産展」・「台湾文物展」開催
・ 期 間 令和3年4月27 日〜5月22 日
・ 場 所 県庁舎1階エントランス及び2階県民ホール喫茶側
・ 内 容 台湾鉄道の写真パネル,台湾風景の写真を和紙で表現した掛け軸,屏
東県原住民の木彫り,海産物や果物の干し物などを展示
2 「第13 回どんどん鹿児島ふるさと物産展」への出展
・ 期 間 令和4年8月17 日〜28 日
・ 場 所 山形屋(鹿児島市)
・ 内 容 屏東県を紹介するパネル展及びPR ブースを設置
3 「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」への出展
・ 期 間 令和5年10 月17 日,28 日,30 日
・ 場 所 鴨池公園(ぐりぶー広場)
・ 内 容 「鹿児島県の国際交流ブース」に出展し,屏東県の観光・文化等をPR
(2) 屏東県における本県PRイベント
1 「屏東クリスマス」への出展
・ 期 間 令和3年度:令和3年12 月24 日〜27 日
令和4年度:令和4年12 月23 日〜25 日
・ 場 所 屏東市・屏東公園
・ 内 容 県PR ブースを出展し,観光パンフレット及びノベルティ等を配布
2 「屏東・日本友好感謝祭」への出展
・ 期 間 令和3年度:令和4年2月26 日〜28 日
令和5年度:令和5年7月7日〜9日
・ 場 所 屏東市・勝利星村
・ 内 容 県 PR ブースを出展し,観光パンフレット及びノベルティ等を配布,
併せて,開会式典において知事メッセージ動画を上映
3 屏東熱帯農業博覧会
・ 期 間:令和6年2月3日(土)〜3月3日(日)
・ 場 所:屏東農業物産館及びその周辺(台湾屏東県)
・ 内 容:県PRブースでの本県の観光及び県産品の紹介
特設ステージでの島唄披露
(開幕式
(2/3~4)),県内高校生と屏東県高校生
によるおはら節披露(閉幕式(3/2~3))

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