[NSRA]

番 号 : F353
報告書名: 生活環境放射線(国民線量の算定)第3版
発刊年月: 令和2年11月
サイズ等 : B5サイズ、213頁
分 野 : 環境、影響、基準
要 旨 : 本書は、平成23年に発行した「新版 生活環境放射線(国民線量の算定)」(第2版)の改訂版である。今回の改訂は、東京電力福島第一原子力発電所事故後の影響を含めたことが大きな変更点である。第1章では事故後の対策(避難、除染の目標、飲食物の流通)で用いられた様々な放射線量の基準に対する疑問が解消されるように放射線防護の考え方をわかり易く解説し、第5章では事故による住民の被ばく線量を総合的に解説し、現状の被ばく線量を評価した。また、第2章の自然放射線源による線量は、第2版と比べて大きな変化はないが、主に自然線源と人工線源が混在する環境中の炭素14やトリチウムについて最新の環境試料の測定データを踏まえて評価し直した。職業被ばく(第3章)、医療被ばく(第4章)については、第2版以降の新しい情報に基づき評価した。
国民線量の算定には,従来の通りの「通常の生活環境での国民一人当たりの平均的な線量」を現時点(およそ2014年から2019年)でのデータを用いてまとめるとともに、通常の生活環境ではない職業被ばくや事故による住民の影響などを含めた国民が生活環境で受ける全ての被ばくを集団線量で評価した。
その他 : 正誤表はこちら


AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /