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冬休みの新型コロナウイルス感染防御について(学生の皆様へ)

2021年12月3日

保健センター長 川添 薫

長崎総合科学大学 学生の皆様へ
-冬休みの新型コロナウイルス感染防御について-

現在の新型コロナウイルス感染の状況ついて

学生の皆様におかれましては、冬休みの行動予定について考えておられることと存じます。現在は、第5波のコロナ感染が終息しつつあり、長崎県では感染者0人の日が続いていますが、日本全体を見ますと感染者が発生している地域が多数見受けられます。また、新たな変異ウイルスとしてオミクロン型のウイルスも国内で4症例確認され、第6波に対する国内の準備が急がれているところです。
一般的にウイルスは増殖や感染を繰り返す中で少しずつ変異していくものであり、新型コロナウイルスも約2週間で一箇所程度の速度で変異していると考えられています。新たな変異型「オミクロン型」については各国がデータ収集とワクチン開発について取り組まれてはいますが、人体への影響につきましては、マスコミ等の報道のように依然として明確な結論が出ていないのが現状であります。
特に海外では、変異型のウイルス感染者が急増していることから、今後は、さらに日本国内における感染拡大の防止に努める必要があります。

感染防御を踏まえた行動について

冬休みを前に、適切な感染防止対策について行動制限・帰省・就職活動・渡航・冬休み終了直後の行動につきまして、理解と感染防止行動の徹底を宜しくお願い致します。

  1. 学生の行動制限
    現在は、感染段階対応の目安指標はレベル1となっており、注意報発令の状況下であり、国内における制限地域の指定は今のところありません(長崎県の新型コロナウイルス感染段階対応の目安を参照すること)。海外に移動する場合を除き特段の移動制限は求めませんが、不要不急の移動については慎重な判断を行なって下さい。また、やむを得ず移動する場合は、移動先の自治体の飲食などに関する制限事項を遵守してください。

    • 会食は週2回を超えないこと。
    • 利用する飲食店については、「感染対策の第三者認証を取得した店」に限ることなどに注意して下さい。
  2. 帰省
    各地域への帰省につきましては、その地域のコロナ感染状況を十分に把握し、適切な感染防止対策を徹底した上で帰省して下さい。また、公共交通機関使用時における手のアルコール消毒や人との距離を保つこと・マスク着用など感染防止を十分に行なって下さい。
    特に、航空機を使用した移動では、飛行場内・機内・トイレ等でのマスクの着用とアルコール消毒、密の回避を心掛けて下さい。
  3. 渡航
    海外への出国につきましては、現在のところ各国のオミクロン型感染防止の為、渡航しないで下さい。
    学生の入国につきましては、海外からの入国者の水際対策・日本人帰国者待機の詳細についての水際対策を参照し、その制限に従うことと致します。
  4. 冬休み終了直後の注意点
    体調管理を十分に行い、発熱・喉の痛み・咳・頭痛等の感染症状がある場合は登校せずに、掛かり付けの医療機関に連絡してから受診されて下さい。
    発熱は、体温が37.5度以上の状態、高熱は体温が38度以上の状態をいい、新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザも鑑別する必要があります。新型コロナウイルスの場合、2日目以降から判定が可能なため、発熱後24時間経ってからの診察が望まれます。

医療機関等をすぐに受診が必要な場合は、発熱以外に下記のような状態がある場合は、緊急受診が必要です。

  1. 息苦しさや、激しい咳を伴っている場合
  2. 意識障害を伴う場合
  3. 食べ物を戻すような嘔吐を伴う場合
  4. 痙攣(けいれん)を起こした場合
    (衣服をゆるめて、気道を確保してください。吐物による窒息を避けるために横向きに寝かせることも重要です)
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