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2024年08月28日

  • 教育・研究

高校生を対象に「ドローンプログラミングチャンレンジ2024」を開催

2024年8月5日(月)〜8日(木)の4日間、長崎大学において県内高校生を対象とした「ドローンプログラミングチャンレンジ2024」が開催されました。今後ますます社会で広く活用されるドローンについて、その操縦方法やプログラミングを学ぶことで、基本的な技術やプログラミング手法、論理的思考力を身に付けることを目指した講座です。長崎県教育委員会主催、長崎大学教育開発推進機構アドミッションセンター共催で初めて開催され、県内全域から30名の高校生が参加しました。


座学と実践を組み合わせた4日間の講座で、1人1台小型ドローンが貸与され、Python(パイソン)というプログラミング言語を使って小型ドローンを自動操縦する方法を学びます。最終日の8日の午後には成果発表会として、2人1組でチームとなり、フラフープなどの障害物が設置された課題コース上で小型ドローンを飛行させ、飛行の正確さやタイムを競いました。地面に貼られた赤いテープなどの目印を、ドローンに搭載されたカメラで読み取り、リアルタイムで解析しながら進んでいきます。

課題コース


午前中の練習では、どのチームも上手く飛行することができましたが、試合が始まると一変し、多くのチームが最初のフラフープを潜るのに大苦戦。指導した山本郁夫副学長(産学連携担当)は、「午前と午後で光の当たり方が変わったり、体育館の環境が変化したため、対応が難しかったのでは。」と話します。その上で、「ロボットは運用して初めていろんなことに気が付き、対策を考えます。何度もトライ&エラーを繰り返すことが、開発の現場であり醍醐味でもあります。これからドローンは、離島地区の物流をはじめ、社会の様々な現場で活躍することが期待されます。ドローンを開発する側、運用する側、あるいはモビリティの仕事に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。」と参加者に呼びかけました。

山本郁夫副学長(産学連携担当)


優勝した海星高等学校の川渕さんは、「ドローンの手動操縦はやったことがあったが、プログラミングで自動操縦することに興味があって参加しました。技術の習得はもちろん、今回同じ興味を持った他の高校に人たちとたくさん出会うことができ、貴重な機会となりました。」と笑顔を見せました。

課題コースでドローンを飛行させる様子
表彰式の様子

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