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2024年06月27日

  • 受 賞

大学院医歯薬学総合研究科の岩元 史織さんが令和6年度日本生化学会九州支部例会で、優秀ポスター賞(銀賞)を受賞しました

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士後期課程2年の岩元 史織さん(ゲノム創薬学分野)が、2024年6月22–23日に熊本市で開催された令和6年度日本生化学会九州支部例会で、優秀ポスター賞(銀賞)を受賞しました。賞は本例会のポスター発表の中から特に優れた発表を行った若手発表者(学部生・大学院生が対象)に対して授与されます。
受賞対象となった題目は「カテキン誘導体によるMME mRNA splice variantの翻訳制御機構の解析」です。

ゲノム創薬学分野では、アルツハイマー病の原因物質アミロイドβペプチド (Aβ) を脳内で分解除去する酵素・ネプリライシン(遺伝子名は、MME)の発現を増強する薬剤としてカテキン誘導体(長大オリジナル化合物)を開発し、その作用メカニズムの解析を進めています。岩元さんは、MMEにはmRNAの5’非翻訳領域の構造が異なる複数のバリアントが存在することから、それらの構造の違いが、カテキン誘導体による翻訳効率に影響を与えるのではないかと仮説を立てて研究を進めました。今回は、これらのMME mRNAバリアントの安定発現細胞を作製し、カテキン誘導体添加によってMMEタンパク質の翻訳効率が特に高まるバリアントを見つけ、その理由について考察し、高い評価を得ました。



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