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2024年05月22日

  • 受 賞

大学院医歯薬学総合研究科の古川彩夏さんが「日本薬学会第144年会」で学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士前期課程2年の古川 彩夏さん(衛生化学分野)は、2024年3月28日〜31日に横浜で開催された「日本薬学会第144年会」において学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。
一般学術発表(口頭発表、ポスター発表)において、審査を希望した演題について厳正な審査が行われた結果、ポスター発表の部は審査対象演題1268件中259演題に対し優秀発表賞が授与されました。
古川さんは、「室内バイオマス燃焼に由来する微小粒子状物質に含まれる多環芳香族炭化水素類の分析」という題目で優秀発表賞を受賞しました。タイ・チェンマイ県の農村にフィールド調査に出向き、家屋内での木材(バイオマス)燃焼に由来する微小粒子状物質(PM2.5)を捕集し、PM2.5に含まれる発がん性や酸化ストレスを引き起こす多環芳香族炭化水素類を測定して室内空気汚染により大気汚染物質への曝露量が増大していることを見出しました。今回の研究成果は、タイ北部で女性に肺がん罹患者が多いことに室内環境汚染が関係していることを示唆しており、大気汚染による健康影響の解明につながるものと期待され、高い評価を得ました。



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