1.メニューバーの「データ」の「各種データ登録と辞書設定」を選択。
(テキストファイルは、SJIS、EUC、UTF-8、各種UCS2を自動判別します。)
2.「登録元データ形式」のところは「鍋田テキスト」をチェック
3.登録ウィンドウの左下にある「登録元ファイルを指定して登録開始」ボタンをクリックしてファイル名を選択すると登録が始まります。
(他にも設定はあるので必要なら先に設定しておきます。例えば辞書番号など)
やってみてわからなければメールや掲示板で聞いてください。
テキストファイルはCSVやPDIC1行テキストなどにも対応しています。
Windows版でExcelまたはWordがインストールさせている場合、ExcelまたはWordのファイルのテキスト部分をそのまま登録することも可能です。
Q.
詳しいヘルプ、説明書(マニュアル)はないのですか?
A.ホームページに
ヘルプ(説明書)のページがあります。
Ver 4.1以降ではプログラムにもヘルプは全てではありませんが内蔵しています。
Q.
Linux版でメニューが文字化けする
A. 最新版ではメニューのフォント設定が変更できるようになりましたのでメニューを変更することで日本語メニューが表示できます。
メニューの「font」の「Menu font setting」で変更できます。
またはnabeta.shではなく、nabetai.sh で起動しローマ字メニューを試してください。
フォント設定のScriptは、「Unicode (ISO 10646)」でないとやはり文字化けする場合があります。
フォント設定を変更しても文字化けする場合は、フォント設定のScriptを変更してください。
訳語欄に別系統の文字コードの複数のフォントを同時表示させることはLinux版ではできないようです。
↓も読んでください。
Q.
Linux版で訳語などが?????になる。
A. フォント設定のScriptは、「Unicode (ISO 10646)」を指定してください。
EUCロケールでは「jisx....」も選べますがUTF-8ロケールのLinuxでは「Unicode (ISO 10646)」でないと日本語は表示できません。
半角文字では「ISO-8859-1」などを指定しないと文字化けする場合もあります。
文字コード体系が違う場合、訳語欄にはHTMLの<font face=xxx≶タグを使っても複数フォントを同時表示できません。
Linux版ではWindows版と同じように複数のフォントを同時表示できない場合があります。
Q.
検索オプションの指定方法は?
Q.
EPWING形式/電子ブックの辞書ファイルを変換無しで見ることはできますか?
A.鍋田辞書Ver 2.0以上ではEPWING/電子ブックのデータを変換無しでそのまま閲覧することができます。
訳語欄の外字、音声、画像、動画、リンク(ジャンプ)、メニューなどに対応しています。
全てのEPWING/電子ブックのデータが読めるわけではありませんが、ほとんどのデータに対応していると思います。
Q.
PDICの拡張子が*.DICの辞書ファイルを変換無しで見ることはできますか?
A.鍋田辞書Ver 1.077以上ではPDIC for Win32のデータをそのまま変換無しで閲覧することができます。
鍋田辞書Ver 3.33以上ではPDIC/Unicode Ver 5.x及びVer 0.70のデータに対応しています。
PDIC/Unicode Ver 5.xのデータは読めないデータもあります。
PDICの発音記号の表示にも対応しています。
現在のバージョンの鍋田辞書でPDIC/Unicode Ver 5.xのデータを検索する際、大文字であっても小文字で、符号付きローマ字であっても符号なしローマ字で入力しないと検索できないなど挙動があります。
Q.
PDICビューア時に<word:○しろまる○しろまる○しろまる>のPDICタグに対応して欲しい。
A.Ver 3.06でPDICタグの<word:○しろまる○しろまる○しろまる>に対応しました。
これと似た英辞郎タグの<→○しろまる○しろまる○しろまる>にはかなり前から対応しています。
対応というのは、クリックすると○しろまる○しろまる○しろまるの単語を検索してジャンプする機能に対応という意味です。
Q.
データ登録ウィンドウで、PDICやEPWINGを選ぶと登録ボタンが消えて登録できない。
A.まず、登録ウィンドウの仕様をわかりやすく変更しましたのでWINDOWSの場合はVer 3.xにバージョンアップしてください。
PDIC(*.DICファイル)とEPWINGの場合、変換せずに直接検索するため、登録ボタンを押す必要はありません。
PDICの場合は辞書ファイルをフォルダではなく*.DICのファイルを入力して「PDICファイルセット」ボタンを押して終了です。
あとはキャンセルボタンでウィンドウを閉じてください。
このときの注意はフォルダではなく、拡張子*.DICのファイルを指定することです。
複数のファイルがある場合は、別の辞書に登録してください。別の辞書と同時検索することは可能です。
EPWINGの場合はCATALOGまたはCATALOGSのあるフォルダを指定して「フォルダセット」ボタンを押してください。
あとはキャンセルボタンを押してウィンドウを閉じてください。
Ver 3.xですと説明が表示されますし、エラーメッセージも強化しており、最後に押すセットのボタンを黄色くしてわかりやすくしています。
データ登録の基本手順のページに説明が書いてあります。
Q.
○しろまる○しろまる語->日本語で使っていますが、日本語->○しろまる○しろまる語で検索するにはどうしたらいいですか?
A.これにはいろいろなケースといろいろな対応があります。
まず、日本語->○しろまる○しろまる語のデータが別途ある場合は、単純にその辞書に切り替えて検索すればよいです。
辞書の切り替えをしたくないという人は、その辞書を追加登録する方法か、複数辞書同時検索設定をすることもできます。
ただし、単語登録数を増やしたり、同時検索の辞書数を増やすことは検索速度に影響が出る場合があります。
日本語->○しろまる○しろまる語のデータが無い場合は、単語検索から訳語検索モードを選ぶことで結果的に○しろまる○しろまる語->日本語のようになります。
訳語検索モードはワンクリックで切り替わり設定は保存もできますが、何度も切り替えるのが面倒という人は「自動○しろまる和」検索モードを選ぶこともできます。
自動○しろまる和検索モードは、日本語の文字(漢字、ひらがな、かなかな)の場合は訳語欄を検索し、それ以外は単語欄を検索するという処理を自動に行います。
これは○しろまる和、和○しろまるを自動的に切り替えて検索したい場合に使えます。
(日本語と同じ漢字を使う中国語の場合は区別がつかないためこの機能は使えません。)
また、英語とロシア語間の辞書のような日本語の文字を含まないデータでも使えません。
○しろまる和、和○しろまる(英語の場合は英和、和英)の両方のデータが無く片方だけある場合、変換して作成する機能もあります。
EDICT形式テキスト及びPDIC1行テキストを英和と和英を変換して(単語と訳語を逆にして)登録する機能があります。
データ登録のときのテキスト指定で選択することでできます。
ただし、これは訳語部分の書式が制限され、長く補足説明などか入った訳語はおそらくうまく動かないでしょう。
単純に訳語に余計な項目がなく単語ひとつだけならうまく動くと思います。
変換がどのようになるかはやってみないとわかりません。
EDICT、CEDICT、Wadokujt_edであれば高精度に変換できます。
詳細は↓。
Q.
英和を和英(英語の場合)にデータ変換する方法は?
A.EDICTテキスト形式とPDIC1行形式を単語と訳語を逆にして(英語なら和英を英和に変換、英和を和英に変換して)データ登録する機能があります。
データ登録で、テキスト形式の指定で変換して取り込むように指定します。
メニューの「データ」の「各種データ登録と辞書設定」でデータ登録ウィンドウを出して、
「鍋田/PDIC/EPWING」で「鍋田」を選んで、
「登録元データ形式」で「PDIC1行形式の英和->英変換取り込み」または
「EDICT,CEDICT->○しろまる和(英和,英中,独和)に変換して登録」を選んで登録します。
ただし、これは訳語部分の書式が制限され、長く補足説明などか入った訳語はおそらくうまく動かないでしょう。
単純に訳語に余計な項目がなく単語ひとつだけならうまく動くと思います。
変換がどのようになるかはやってみないとわかりません。
EDICT、CEDICT、Wadokujt_edであれば高精度に変換できます。
うまく変換できるかどうかのポイントは、訳語のどの部分を無視して、訳語が複数ある場合、その区切りは何であるかです。
規則性なく書かれた訳語は変換のしようがありません。
どのような規則で変換するかは一言ではいいにくいのですが、
カンマ(,)やセミコロン(;)で複数の訳語が区切ってあると判断し(EDICT形式の場合はスラッシュ(/)も)
{xxxx}や、(xxxx)や、[xxxxx]のように括弧類で囲まれている文字を無視します。
PDIC1行テキストの場合は1単語に複数行分のデータが書かれている場合、2行目以降は無視します。
鍋田辞書での変換の特徴は、訳語が複数あった場合、逆に変換した訳語欄に元の複数あった訳語を付加することです。
例えば、「cat」という単語に「猫」と「ねこ」の二つの訳語が書いてある場合の和英変換では、
「猫」で検索すると、「cat」だけ訳語欄に出てくるのではなく「ねこ」も訳語欄に付加されます。
Q.
HTMLデータを作ってもHTMLとして表示できません。
A.訳語の先頭に空白や改行を入れずに小文字で<html>と書いてください。
基本的なHTMLタグしか対応していません。
色指定や文字サイズ指定、表組み、フォント指定などは動きます。
逆に動かないのはXMLとかスタイルとかJavascriptなどです。
Q.
鍋田辞書が認識するHTMLの仕様は?
Q.
鍋田形式テキストファイルの仕様は?
A.鍋田形式テキストは行頭にセミコロンを書くとその行が単語になります。
次の行以降が訳語になり、訳語の#で始まる行はコメントになり登録されません。
データは簡易的なHTMLに対応しています。独自タグもあります。
Ver 4.0から単語名がCopyrightNabetaで登録した場合、著作権情報として登録されツールの著作権表示で内容が表示されます。
詳しくは
「鍋田辞書のHTMLデータ仕様(HTMLでなくても使える独自タグ含む)」 を参照してください。
訳語は何行あってもかまいません。
例えば以下のような記述になります。
#コメント(注釈)
;cat
猫
ねこ
#aaaaa
;dog
犬
;moon
月
(天体の)
つき
Q.
登録元のテキストデータはソートされている必要がありますか?
A.ソートされている必要はありません。ソート不要です。
むしろ、ソートされていないほうが登録時間、検索時間が速くなる場合があります。
ソートされている必要がないため、データ編集も本データを直接編集できます。
鍋田辞書はデータベースを実現できる二分木リストというデータ構造を採用しています。
逆に二分探索というアルゴリズムを採用すればソートが必須になってしまいますが、鍋田形式のデータは二分探索を採用していません。
ソートが必要な辞書ソフトではデータ追加をしてもそのまま検索できず、ソート処理(最適化)を行う必要がありますが、鍋田辞書ではソート不要なのでそのまま検索が可能です。
串刺しという機能でしか複数の辞書を合体できない辞書ソフトもありますが、鍋田辞書はソート不要のため、別の辞書を元からある辞書に追加登録することも可能です。
また、必要があれば串刺し(複数辞書同時検索)もできます。
串刺しについては、ソートうんぬんの前にリードオンリーの辞書ソフトの場合は同じ辞書でのデータ追加とかデータ編集ということができないので、そうする以外に方法がないということです。
ソート不要でデータ追加できる鍋田辞書では串刺しという機能はあまり重要ではありません。(串刺しもできますが)
Q.
ザウルスやWINDOWS CE,WINDOWS Mobile,Pocket PCなどで動作しますか?
A.動きません。
現在、全然対応する気ありません。
Q.
海外WINDOWS(英語WINDOWS、タイ語WINDOWSなど)で動作しますか?
A.動作します。
海外WINDOWSでは自動的にローマ字メニューモードで起動します。
Ver 3.x以降で海外WINDOWSで日本語メニュー起動を試すには、NABETA_LANGという環境変数にjaを代入してください。
海外WINDOWSでNABETA_LANGを定義しないかenを代入するとローマ字メニューモードになります。
ただし海外WINDOWS側の特別な設定をしていないと日本語メニューは文字化けします。
この説明で意味がわからない人はメールなどで聞いてみてください。
Q.
鍋田辞書を同時に複数起動させることはできますか?
A.できます。
ただし、同じ辞書ファイルに同時に登録や読み込みをしようとした場合の動作は保証しません。
Q.
同じ名前の単語が複数ある登録元テキストで登録すると最後に書いてある単語しか認識しないのですがどうしたらいいですか?
A.「マージ登録」を指定して登録してください。
同じ名前の単語を複数登録することはできません。
ただし「マージ登録」を指定することにより、既に同じ名前の単語が登録されている場合、前の訳語の最後の行の次の行へ、新しい訳語を追加するので、複数の訳語を登録することができます。
Q.
扱える文字コードは?
A.Ver 5.0以降ではUnicode、SJIS(シフトジス)、EUC(JIS X 0212対応)に対応しています。
テキストファイルの文字コード変換機能もあります。
テキストファイルからの登録のUnicodeはUTF-8、BOM付きUTF16、UTF16BE、UTF16LEに対応しています。
テキストの読み込みは各種UnicodeとEUC/SJISを自動認識します。
Q.
鍋田辞書用のデータを他の辞書ソフトで使えますか?
A.鍋田辞書は鍋田形式テキスト、CSVファイル、辞郎形式テキスト、PDIC1行形式テキストなどのテキストファイルを出力できます。
鍋田辞書から出力するソート順は、SJIS順やUnicode順ではないため、通常の辞郎形式、PDIC1行形式テキストとは異なります。
使いたい辞書ソフトが鍋田辞書が出力するこれらのテキストからの取り込みに対応していれば技術的には可能です。
ライセンス的な問題は別ですのでデータの著作権を持っている人が決めた取り決めに従ってください。
鍋田辞書が出力したテキストを取り込めるかどうかは各ソフトのサポート側に聞いてください。
鍋田辞書のテキスト出力機能にバグがあれば、そのバグは鍋田辞書側でなおすようにしますので連絡してください。
他の辞書ソフト側のバグや機能不足は鍋田辞書側でなおすことは不可能です。
他の辞書ソフトでの動作検証や動作保証は行っておりません。
Q.
他のアプリケーションのカーソル位置の文字をクリックするだけで自動検索することはできますか?
A.できません。
技術的にできることは確認しましたがその機能を追加するのは見合わせています。
いつか、できるようにするかも知れませんが永遠にしないかもしれません。
少し似た機能はあります。
他のアプリケーションの文字を反転させて、「他アプリ反転検索」をクリックすると反転した文字を検索することができます。
また、Windows版にはクリップボードに入れたものを自動的に検索する機能があります。
Ver 5.0から、クリップボード検索と他アプリ反転検索は、検索後に鍋田辞書のウィンドウを前面に出すようにしました。
設定に前面に出さないこともできます。
Q.
変換登録したバイナリデータはWindows版とLinux版で互換はありますか?
A.あります。
Q.
WINDOWS 98でもUnicodeを扱えるということですが、不可能なのではないのですか?
A.WINDOWS 98でユニコードを使うことは不可能ではありません。
IEやWordなどもWINDOWS 98でユニコードを使えます。
ユニコード処理に関する情報をマイクロソフトが公開していないわけでもありません。
ただ、WINDOWS XPと比べ、WINDOWS 98のユニコード対応は甘いものとなっています。
そのため、WINDOWS XPでは動作するユニコード処理プログラムがWIDNOWS 98では全く動かないことも珍しくはありません。
鍋田辞書も初期バージョンではWINDOWS 98上でユニコードを扱えませんでした。
現在は若干の制限はあるのですが、WINDOWS 98上でユニコードを使えるようにしています。
Ver 3.26からはWINDOWS 98上で主要箇所のクリップボード(Unicode含む)に対応しました。
最新バージョンではWINDOWS 98でも動く韓国語IME(ローマ字入力/ハングル直接入力)も内蔵し韓国語を使う場合の制限はほぼなくなりました。