トウ ネ による

スマートウエルネスによる
交通とまちづくり
交通とまちづくり
条市福祉保健部福祉課
三条市福祉保健部福祉課
スマートウエルネス推進室 池野 泰文
三条市の概況
三条市の概況
三条市
面 積 432.01km2
至 新潟
人 口 102,894人
世帯数 35,028世帯
(注記)H25年3月末現在
三条燕IC 燕三条駅
新 潟 県
条 市
三 条 市
豊かな自然
ものづくり
至 東京
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 2
三条市の交通の変遷
三条市の交通の変遷
五十嵐川
【古代】
丘陵地帯を中心に発達
五十嵐川
市役所
【中世〜近世】
水運による市場の成立
国道8号線
【近代】
信越本線の開通
信濃川
上越新幹線
信越本線の開通
【昭和40年代】
国道8号線の付け替え
燕三条駅
三条燕 IC
北陸自動車道
国道8号線の付け替え
【昭和50年代】
高速道路 新幹線の開通
高速道路・新幹線の開通
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 3
スマートウエルネスとは?
スマ トウエルネスとは?
… 筑波大学 久野譜也教授が提唱
SWC首長研究会 25都府県43区市町が参加
SWC総合特区(新潟市・見附市・伊達市・岐阜市・高石市・豊岡市・三条市)
(注記)首長研究会、特区とも参加自治体数は、H26.3月現在
… 健康のために
なるべく自動車の利用を控え
なるべく自動車の利用を控え
日常生活の中で
「歩く」機会を増やすことを推奨
「歩く」機会を増やすことを推奨
→ 1 何のために、歩くのか?
2 どうやれば、歩く機会が増えるのか?
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 4
何のために歩くのか?
人口減少・高齢化社会での
何 ために歩く か?
人口減少 高齢化社会での
歩くまちづくりの重要性
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 5
2040年の高齢化率((注記))は40%弱
2040年の高齢化率((注記))は40%弱
現在の健康水準で
高齢者が増え続けると
(注記)高齢化率:人口に占める65歳以上の高齢者の割合
支援を必要とする人が増加
支援をする人が減少
できる限り健康で、
さまざまな活動に参加できる
高齢者を増や く
高齢者個人の幸福900010000900010000900010000900010000900010000
支援をする人が減少 高齢者を増やしていく 社会全体の幸福400050006000700080004000500060007000800040005000600070008000400050006000700080004000500060007000800001000200030000‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
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60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
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20‐24歳
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80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
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20‐24歳
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40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上12345678901980 2010 2025 204012345678901234567890123456789012345678901995(人口 109千人
高齢化率 9.9%)
(人口 110千人
高齢化率 17.1%)
(人口 101千人
高齢化率 26.2%)
(人口 90千人
高齢化率 34.5%)
(人口 76千人
高齢化率 39.2%)
出典: 総務省「国勢調査」(1980 1995 2010)
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 6
出典: 総務省「国勢調査」(1980,1995,2010)
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」(2025,2040)
高齢者の自立度と虚弱化への
変化パターン
自立
10 9%層
自立度の変化パターン 【男性】
手段的日常生活動作に
援助が必要
基本的&手段的日常生活
動作 援助が必要
10.9%層
70.1%層
動作に援助が必要
19%層
死亡
自立度の変化パターン 【女性】
手段的日常生活動作に援
自立
87.9%層
自立度の変化パターン 【女性】
8割以上の人が
74歳までは
自立した生活が
8割以上の人が
74歳までは
自立した生活が
手段的 常 活動作 援
助が必要
基本的&手段的日常生活
動作に援助が必要 12 1%層
できる
できる
12.1%層
死亡
出典: 秋山弘子 長寿社会の科学と社会の構想「科学」岩波書店,2010
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 7
出典: 秋山弘子 長寿社会の科学と社会の構想 科学」岩波書店,2010
74歳まで現役で活躍できる社会を
74歳まで現役で活躍できる社会を
現在の健康水準で
高齢者が増え続けると
支援を必要とする人が増加
支援をする人が減少
できる限り健康で、
さまざまな活動に参加できる
高齢者を増や く
高齢者個人の幸福900010000900010000900010000900010000900010000
支援をする人が減少 高齢者を増やしていく 社会全体の幸福400050006000700080004000500060007000800040005000600070008000400050006000700080004000500060007000800001000200030000‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
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20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上0100020003000
0‐4歳
0‐14歳
20‐24歳
30‐34歳
40‐44歳
50‐54歳
60‐64歳
70‐74歳
80‐84歳
0歳以上12345678901980 2010 2025 204012345678901234567890123456789012345678901995(人口 109千人
高齢化率 9.9%)
(人口 110千人
高齢化率 17.1%)
(人口 101千人
高齢化率 26.2%
→ 13.6%)
(人口 90千人
高齢化率 34.5%
→ 20.1%)
(人口 76千人
高齢化率 39.2%
→ 23.8%)
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 8
出典: 総務省「国勢調査」(1980,1995,2010)
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」(2025,2040)
健康維持に関する現状
健康維持に関する現状
市民の健康に関する現状
【死亡原因】 【要介護の原因疾患】
アルツハイマー
動脈硬化(症)
高血圧性疾患
脳血管疾患
血管性等の認知症
アルツハイマー
アルツハイマーの
老衰
脳血管疾患
心疾患
悪性新生物
5割が
骨の障害等
骨折
腎不全
糖尿病
心疾患
次に多いのは
生活習慣病
その他
自殺
不慮の事故
肺炎
5割が
生活習慣病
死因・要介護の原因の多くは 「生活習慣病」
0人 10人 20人 30人 40人 50人 60人 70人
骨の障害等
人 100人 200人 300人 400人
出典: いずれも平成24年三条市調べ
護 活習慣病」
生活習慣の改善が必要
活習慣 改善 必要
1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 9
健康に対する市民の意識
健康に対する市民の意識
ポピュレーション(集団)アプローチ
既存のハイリスクアプローチに加え、
ポピュレーションアプローチ
ポピュレーションアプローチによる
ポピュレーションアプローチ
ポピュレーションアプローチによる
「運動」 と 「栄養」 を中心にした
生活習慣の改善が不可欠
ハイリスクアプローチ
必要な運動ができている 【1割】
運動をしているが不足している 【2割】健高い
低 疾病リスク
疾病リスク 高
実際に運動をしているのは、
意識の高い 「3割」
実際に運動をしているのは、
意識の高い 「3割」
運動に取組む意思はあるが活動はしていない 【4割】
運動をしているが不足している 【2割】健康への
意識の高い 「3割」
意識の高い 「3割」
運動に取組む意思はない 【3割】
SWC特区7市 筑波大 高齢者が暮らしやすいまち調査(H24年度)の意識低い10SWC特区7市・筑波大 高齢者が暮らしやすいまち調査(H24年度)
低い
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室
最も手軽な運動としての「歩く」
最も手軽な運動としての「歩く」
時間・場所を
時間・場所を 特別な道具
特別な道具
一人でも、
複数
一人でも、
複数
足し算が
足し算が
足し算が
足し算が
時間 場所を
選ばない
時間 場所を
選ばない
特別な道具
が要らない
特別な道具
が要らない
複数人でも
できる
複数人でも
できる
足し算が
足し算が
可能
可能
足し算が
足し算が
可能
可能
運動効果
(注記)90分続けて歩いても
5分ずつ18回に分けても
運動効果は同じ
近年 究
近年の研究では、
大都市
大都市ほど生活習慣病
ほど生活習慣病の罹患率
の罹患率が
が低い
低い との報告もある
⇒ 大都市ほど自家用車の利用率が低く、公共交通の利用率が高い
大都市ほど自家用車の利用率が低く、公共交通の利用率が高い
駅やバス停と目的地の間を歩くことが健康に寄与している可能性がある
意識しなくても、住んでいるだけで
自然と歩いてしまう街づくり
意識しなくても、住んでいるだけで
自然と歩いてしまう街づくり11三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室
どうやれば歩くのか?
(1)中心市街地へのにぎわいづくりと
どうやれば歩く か?
(1)中心市街地へのにぎわいづくりと
歩くしかけづくり
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 12
三条市随一の高齢化先進地域
三条市随 の高齢化先進地域
… 歴史的中心市街地の三条小学校区は将来
を先取りする高齢化の先進地とな ている
を先取りする高齢化の先進地となっている。
五十嵐川
三条小学校区 五十嵐川
市役所
三条小学校区
高齢化率 38.6%
人口 2,613人
国道8号線
65歳以上人口 1,008人
(注記)平成25年3月末現在
信濃川
上越新幹線
先進的取組を通じ、
燕三条駅
三条燕 IC
北陸自動車道
先進的取組を通じ、
2040年の三条市に
備える。
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 13
備える。
歴史的中心市街地
歴史的中心市街地
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 14
国土地理院所有1948年米軍撮影写真
歴史的中心市街地
歴史的中心市街地
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 15
国土地理院2005年撮影写真
歴史的中心市街地
歴史的中心市街地
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 16
総務省「国勢調査」(2010)DID地図から作成 三条小学校区の現況
三条小学校区の現況
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 17
歴史的中心市街地が持つ資源
歴史的中心市街地が持つ資源
… 車ではなく「歩く」ことに適した街並み
神社仏閣 町屋等の歴史的建築物
… 神社仏閣、町屋等の歴史的建築物
… 公民館、図書館等の文教施設
公民館、図書館等の文教施設
… 商店街、飲食店街、定期市の集積
思 出や思 入れを共有する市民
… 思い出や思い入れを共有する市民
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 18
とは言え 商店街の現実
とは言え、商店街の現実
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 19
ハードを整備しただけでは歩かない
ハ ドを整備しただけでは歩かない
良寛の道 歩道脇の休憩スペース 高架橋下の遊歩道
良寛の道 歩道脇の休憩スペース 高架橋下の遊歩道
利用につながっていない過去の空間整備
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 20
ハードを整備しなくても歩く
ハ ドを整備しなくても歩く
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 21
外出を促すにぎわいの創出を
外出を促すにぎわいの創出を
生活に必要な外出(日用品の買物、仕事、病院、役所)
外出理由
楽しみのための外出(趣味、旅行、娯楽、嗜好品の買物)
歩きたくなる理
由(にぎわい)
商店等
生活機能の
まちの変化 出かける人が
由(にぎわい)
ができる
生活機能の
充実
まちの変化 出かける人が
増える
人の変化 外出機会が増歩く距離・
人のつながりが
健幸の維持
増進
増える
人のつながりが
増える
・増進
三条市福祉保健部福祉課スマートウエルネス推進室 22

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