平成28年5月17日
国土交通省では、人員や技術力が不足している市町村のインフラの維持管理の体制強化策として、インフラの維持管理に精通した民間技術者を市町村に派遣する仕組みの検討を行っています。今回、3市町村程度に対し、実験的に民間技術者の派遣を試行し、その効果や派遣方法の検証を行います。
ついては、派遣を希望する市町村の募集を行います。
技術者派遣の仕組みの構築は、平成27年2月に社会資本整備審議会・交通政策審議会技術分科会技術部会においてとりまとめられた「市町村における持続的な社会資本メンテナンス体制の確立を目指して」で実施すべきとされた具体的施策の一つです。
上記の提言において、民間技術者等の派遣は、人員・技術力の確保が困難な場合などに有効であるとされており、国土交通省では、平成27年度より民間技術者等の派遣における対象の業務、派遣方法の検討を行ってまいりました。
今般、インフラの維持管理に精通した民間技術者の市町村への派遣を試行的に実施し、有効な業務の抽出、派遣技術者に求められる技術水準の確認、手続きの定型化の検討を進め、マニュアル等をとりまとめ、普及を図ります。
ついては、民間技術者の派遣を希望する市町村は、別添申し込み要項にそってお申し込みください。なお、複数の市町村が連携して応募することも可能
※(注記)です。
※(注記)複数の市町村が連携して応募した場合についても、1市町村の応募としてカウントします。
(技術者派遣の試行概要)
対象業務 : インフラの点検・診断、維持管理に関する計画策定等にかかる事務の補助や助言
派遣期間 : 1〜3週間程度
派遣技術者 : 建設コンサルタント会社の技術者1名
対象市町村 : 3市町村程度