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「超福祉の学校2019〜障害の有無をこえて共に学び、つくる共生社会フォーラム〜」開催報告

開催概要

文部科学省は、障害の有無にかかわらず、共に学び、生きる共生社会の実現を目指しています。
令和元年9月7日(土曜日)、8日(日曜日)に、東京都渋谷区の「SHIBUYA CAST./渋谷キャスト」にて、NPO法人ピープルデザイン研究所との共催で本フォーラムを開催しました。
2日間にわたり延べ500名程度参加があり、「学び×ダイバーシティ」「働く×ダイバーシティ」「次世代×ダイバーシティ」をテーマに、障害のある人、支援者、教育関係者等が、ちがいを超えて交流・対話し、共生社会の実現に向けて考え、学びあう機会となりました。

(注記)当日の記録は、近日中に公開いたします。

1. 開催期間

令和元年9月7日(土曜日)、8日(日曜日)

2. 会場

SHIBUYA CAST./渋谷キャスト スペース(G階)
渋谷キャストアクセス((注記)外部サイト:渋谷キャストホームページへリンク)

3. 主催等

主催:文部科学省
共催:NPO法人ピープルデザイン研究所

プログラム

【1日目】9月7日(土曜日)11時00分〜18時00分

セクションテーマ「学び×ダイバーシテイ」

1. 【未来言語×超福祉】100年先のコミュニケーションを考える体験型ワークショップ

・内容:「話せない・聞こえない・見えない」状態となり、新しいコミュニケーションのアイデアを参加者の皆さんと探ります。
・時間:11時00分〜12時00分
・定員:30名
・講師:松田崇弥(株式会社ヘラルボニー代表取締役 MUKU代表)
永野将司(株式会社NIHONGO代表取締役)

2. 「凸凹であることを尊重し、凸凹を楽しむ」シンポジウムセッション
第一部 ― 学校で共に学ぶ仕掛け ―
第二部 ― 暮らしの中で仲間と出会う ―

・内容:障害のある子供の自立や社会参加に向けて、生涯にわたり学び続けるために、学校教育段階での多様性が生む共生の学び、個性に合わせた学びのスタイルを見つけていく実践などについて考えます。
・時間:第一部 12時30分〜14時00分、第二部 14時30分〜16時00分
・定員:70名
・コーディネーター:田中裕一(文部科学省 特別支援教育調査官)
・登壇者:第一部 山中ともえ(東京都調布市立飛田給小学校長)
岡田克己(神奈川県横浜市立仏向小学校教諭)
第二部 綿貫愛子(東京都自閉症協会役員/NPO法人リトルプロフェッサーズ副代表)
河高素子(発達障害当事者・大学生/DO-IT japanプログラム2013年スカラー)
須藤シンジ(NPO法人ピープルデザイン研究所代表)

3.みんなで学び、つくる共生社会ワークショップ
― 多様な当事者・支援者が、日頃の悩みや課題を共有し、解決に向けたアイデアを出し合う ―

・内容:登壇者からのヒントをもとに、多様な当事者・支援者が、日頃の悩みや課題を共有し、解決に向けたアイデアを出し合うワークショップを行います。
・時間:16時30分〜18時00分
・定員:40名
・ファシリテーター:森祐美子(認定特定非営利活動法人こまちぷらす理事長)

【2日目】9月8日(日曜日)10時00分〜18時30分

セクションテーマ「次世代×ダイバーシティ」

4. No one will be left behind ― 誰一人取り残さない社会に向けた次世代による取り組み ―

・内容:これからの日本の教育を背負って立つ次世代の若者たちによる発表やワークショップです。
・時間:10時00分〜13時00分
・定員:40名
・登壇者:高校生が日本の環境保全の在り方を模索(ルークス高等学校)
「まじりあった社会づくりにつながるプロジェクト」報告(東京福祉専門学校)
「かながわ憲章」を若者に到達させるクリエイティブとは(横浜デジタルアーツ専門学校)
「誰一人取り残さない」世界のために私たちができること(Empower Project)

セクションテーマ「働く×ダイバーシティ」

5. わくわくする仕事づくり。就労体験プロジェクト

・内容:川崎市で開催されている就労体験の取組を紹介しつつ、その体験による参加者の、クラブチームの、そして地域の変容を共有し、体験が生む学びについて考えます。
・時間:13時30分〜15時00分
・定員:70名
・コーディネーター:須藤シンジ(NPO法人ピープルデザイン研究所代表)
・パネリスト:鈴木順(株式会社川崎フロンターレ)
葛谷将司(株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース アリーナオペレーション部)
平井恭順(川崎市障害者雇用・就労推進課)

6. 障害のある人とともにはたらく

・内容:当事者が活躍している現場の事例をきっかけに、共に働くこと、障害のある人が活躍することで生まれる学びについて考えます。
・時間:17時00分〜18時30分
・定員:70名
・コーディネーター:須藤シンジ(NPO法人ピープルデザイン研究所代表)
・パネリスト:大胡田裕(静岡県立沼津城北高等学校教諭・視覚障害当事者)
金澤直(埼玉県立白岡高等学校教諭・視覚障害当事者)
柳澤好治(文部科学省教育人材政策課長)
木村幸絵(ソフトバンク株式会社 人事総務統括 CSR統括部CSR部)
近藤武夫(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野准教授)

サブプログラム「超福祉の体験実習」

VRを使って、いつもと違う視点から眺めてみたり、物事を考えてみたり。最先端の技術に触れてみたり、タブレットを使った新しい学びの形を学んだり。メインプログラムに加えて、実際に体験しながら学びを深める超福祉の体験実習を開催します。

1. 「聞こえない・聞こえにくい世界」を体験するプログラム 「Deaf VR 」

「聴覚障害」とは単純に聞こえないだけではない。「聴覚障害」と一口に言ってもその「聞こえ方」はまさに 十人十色。同じ風景でも「聞こえる人」と「聞こえない・聞こえにくい人」では全く違った風景になる。その理解を広げるためのプログラムが「Deaf VR」です。
・体験時間:9月7日(土)12時00分〜12時30分、14時00分〜14時30分、16時00分〜16時30分
・講師:牧村正嗣(株式会社シー・エヌ・エス)

2. 発達障害の方が見えている世界をVRで体験してみませんか?

自閉スペクトラム症(ASD)の特徴の一つとして、知覚過敏や知覚鈍麻といった非定型な知覚があることが分かっています。ここでは、VR装置を用いて、ASD当事者の方がどのように世界を見ているのかを疑似体験し、当事者の方と周囲の方の相互理解を深めていきます。
(注記) このプロジェクトは、東京大学、国立精神・神経医療研究センター、株式会社LITALICOから構成される「CREST 認知ミラーリング プロジェクト」の一環として行われています。
・体験時間:9月8日(日)13時00分〜13時30分、15時00分〜15時30分
・講師:本間美穂(株式会社LITALICO LITALICO研究所)

3. Ontenna ― 音をからだで感じる体験型ワークショップ ―

Ontenna(オンテナ)を髪の毛や耳たぶ、えり元やそで口などに身に付け、振動と光によって音の特徴をからだで感じる装置を用いて、聴覚障害者と健聴者が共に楽しむ新しい形を考える体験型ワークショップ。
・体験時間:9月8日(日)15時30分〜16時30分
・講師:本多達也(富士通株式会社 Ontennaプロジェクトリーダー)

4. 学習に困難のある子どものPC、タブレット活用セミナー

視覚や聴覚、腕に障害がある子どもがPCやタブレットを使って学習していることは少しずつ知られてきました。それらに加え、読むことや書くことに困難のある子ども(ディスレクシア)の学習に利用できる製品や機能をご紹介します。
・体験時間:9月8日(日)16時30分〜17時00分
・講師:大島友子(日本マイクロソフト株式会社)


(注記)本イベントは、障害理解や障害のある人の学びの場の充実に向けた普及・啓発活動のひとつとして実施されます。そのため、本イベントの様子は、文部科学省のホームページをはじめ、印刷物やSNS等の各種媒体で広報に利用する予定をしておりますので、その点にご留意の上、御参加いただきますようお願いします。
(イベントの様子を撮影する際に、顔などが写ることがあります。不都合な方がいらっしゃいましたら、受付の際に職員に申しつけください。顔などが写らない座席に御案内いたします。)

「超福祉の学校2019〜障害の有無をこえて共に学び、つくる共生社会フォーラム〜」チラシ

お問合せ先

総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室

電話番号:03-5253-4111(内線3460)
メールアドレス:sst@mext.go.jp

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(総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室)

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