広域解析

天気図・解析 数値予報(GSM)12UTC 初期値天気図
2020年09月01日12UTC 初期値
日本 気象庁 アメリカ National Weather Service
解析手順 極東域中心

1 500hPa強風軸
・寒帯前線ジェットと亜熱帯前線ジェットに対応
200hPa ,300hPa 天気図と対比してください
?@ 北緯60度付近を東西に
?A バイカル西で枝分かれ、バイカル湖〜南東〜中国東北区〜
サハリン北部
?B チベット〜黄河下流域〜沿海州

?C ?@〜?Bについてトラフ、リッジを解析
気象庁ではトラフは茶色実線、リッジは青破線で表します

・同時に温度線も見ておきます。
*温度集中帯は500hPaの前線帯(傾圧帯)です。
・トラフとサーマルトラフの位置関係、寒気・暖気移流を確認、
不安定化に関連

2 850hPa 前線解析
?@ 海抜高度がおよそ1500m。この高度では地表面摩
擦の影響がほとんどなくなり自由大気です。
・大規模な山脈などの影響はあります。日本付近では、
朝鮮半島〜沿海州〜オホーツク海に至る大陸沿岸部
で、前線の変形が時々見られます。
・この事例でのサハリンから西の温暖前線
温度線の形状のまま前線を描くと脈を打ちます。
しかし、500hPa ,その他の天気図をみても、なにか擾
乱があるわけでもなく、地形の影響と考え他方が良いと
思います。
*850hPa の相当温位分布を参考に
?A 850hPa、925hPaの相当温位分布から
・オホーツク海〜北海道東〜東へ
・日本海〜東北地方〜東へ
?B 850hPa解析図のように太平洋域は2本の前線と
考える。

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