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. 長文になりますが、ぜひご覧ください☺️ いつも弊社インスタグラムをご覧いただき ありがとうございます。 今回の投稿を書くことになりました、三重郡朝日町の 国道1号で迂回道路の施工を担当している伊藤と申します。 最近国道1号の朝日町付近を走行された方はお気づきかと 思いますが、南から北へまっすぐに伸びている直線道路が 10月20日より迂回するルートに変更となりました。 いったいなぜ迂回させるのか、何のための工事なのか、 一部のSNSユーザーがざわついたというネット記事もあり 地味に注目度が高い工事だったんですね笑 何のための工事なのかはその記事にも掲載されていましたが、改めて何のための迂回路なのか、どんな苦労があったのかなどを少しだけ書くつもり、だったのですがかなりのボリュームになってしまいました。 なのでお時間ある時にでもご一読いただけると嬉しいです。 まずは見てくださいafterの写真を。 美しい。美しすぎる曲線美。 今回の現場は直線部ゼロ。全てクロソイド曲線とバーチカル 曲線で構成されている技術者泣かせの現場なのです。 なぜ曲線部ばかりの現場は技術者泣かせなのかというと 「めんどくさい」が理由です。 同じ構造物を施工するとして直線の施工に比べ作業効率が 落ち、施工管理にも非常に手間がかかるのです。 このままなんの工夫もなく施工に突入すると、担当技術者 S崎君の悩みを進行させてしまう可能性が高かったので、 CIMという技術を活用して施工を行いました。 CIMとは何ぞやの説明はここでは割愛しますが平たく言うと 「あらかじめ設計データを3次元化して専用の測量機器を使うことにより構造物の位置や高さが好きな時に好きな場所で現場に落とせる」という技術です。 (その他にも使い道はたくさんあります) こうすることでS崎君を救っ、いや、美しい曲線の施工が 比較的楽に正確に行えたという訳なんです。 その施工精度は実測値で±4mm以下。 この大きな現場で4mm以下ですよ? そりゃあ自慢したくもなりますわ笑 その他に神経をすり減らした点といえばなんといっても 生きている国道1号を一切通行止めにすることなく迂回路へ 切り替えるというS難易度の施工でした。 S字カーブだけに、、、 今までずっと直線道路だった場所がある日突然連続カーブに 変わるわけですから、切り替え時の交通事故をどうやって 防ぐかが大きなポイントでした。 そこで徹底した対策は「効果的な視線誘導」です。 (動画参照) 注意看板や予告看板も設置しましたが、看板の文字を 読まなければ事故が起きてしまうような施工方法はNG。 スーッと流れるように迂回路へ入れるよう「視線を誘導する」に尽きると思います。 ステップ図を作成して施工会社と交通誘導員に徹底的に 理解してもらい手順に基づいて進めていく、このチーム プレーを生み出す事こそが手腕の発揮どころ。 具体的には、直線の区画線を消去して迂回の線形に変更。 さらに発光矢印板を直線部から見える場所に設置。 さらに電波時計の電波を利用して光るタイミングが同期する 点滅灯で線形を明示するという対策を行いました。 文字だけで説明するのが難しいですが動画を見ていただければ分かりやすいかと。 切り替え時から舗装完了まで毎日32名の人員が一つになって施工を行いました。 まさにワンチーム👷👷 沿道店舗の皆様や道路利用者の皆様のご協力のおかげもあり 無事故で切り替え完了。 ご協力本当にありがとうございました。 ちなみに僕の妻に何の情報も入れずにこの国道を走って もらった所、「気づいたら通り過ぎていた」という一見 褒め言葉にも思えますがちょっと心配になる一言が。 ちゃんと前を見て走ってますか?奥さん?迂回路あったでしょうに、、、 さらに、この工事に多大なるご協力をいただいている 隣地工場にお勤めの方からも「スムーズすぎて職場を通り 過ぎてしまった」というお言葉を頂戴しております。 小向雨水幹線の工事はまだまだ続きますが今後もご理解 ご協力を宜しくお願いいたします。 私の記事が今後続くのかどうかは分かりませんが笑 機会があればまた Q:迂回路は何のために? A:朝日町から川越町を通り海へつながる小向雨水幹線という比較的大きな水路があります。 老朽化が進んでいることもあり地震に強い水路へ作り直して 異常気象等による市街地の浸水被害を防ぐ目的で水路の整備を平成30年から行っています。 今回は水路の国道横断部分の施工に先立ち迂回ルートを作るという工事です。 こうすることで国道を通行止めにしなくても水路の工事ができるようにするためなんですね。 #松岡建設#三重県#川越町#建設#土木#土木工事 #国道1号線#道路#道路整備#viva建設
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