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アフレル,公立中学校・高校の最大100校にプログラミング教材を無償で貸し出し

ニュース 2010年6月22日

2010年6月のニュース

アフレルは,中学校や高等学校,大学,専門学校向けに,教育用レゴ マインドストームを含むプログラミング実践教材「WARPシリーズ『ロボットと計測・制御』」,「REALシリーズ『ロボットと情報技術』NXTプログラミング入門」,「REALシリーズ『ロボットと情報技術』実習NXT」を開発し,出荷を開始した.また,公立中学校・高校における授業を対象に,これらの教材を最大100校に無償で貸し出す.貸し出し期間は最長3カ月.

2008年(平成20年)3月に改訂された小・中学校学習指導要領によると,中学校の技術・家庭の授業では,「プログラムによる計測・制御」が必修とされている.新しい学習指導要領の実施は教科書の改訂などを伴うため,移行期間が設けられているが,2012年(平成24年)4月からは中学校でも完全実施される.また,高等学校の学習指導要領も小・中学校学習指導要領に合わせて改訂され,2013年(平成25年)4月から段階的に適用されることになっている.同社はこれらの改訂を踏まえて,授業で活用されることを想定して教材を開発した.

具体的には,指導者がすぐに授業を始められるように,学習指導要領に準拠した指導用授業ガイドを用意した.レゴ マインドストームはセンサから得た値に応じてモータの動作を変える自律制御ロボットを製作できるため,課題解決型,実習中心の授業を行いやすい.プログラミングはアイコンを並べて動作を指定するアイコン型言語で行える(「REALシリーズ『ロボットと情報技術』実習NXT」ではC言語やJava言語も利用可能).また,レゴ マインドストームはマイコンやセンサ,モータなどもレゴ・ブロックの一部品として組み立てられるため,工具や専門設備などは不要である.

教材を最大100校に無償で貸し出す試みは「アフレル・ロボット100プロジェクト」と名づけられている.,中学校には「WARPシリーズ『ロボットと計測・制御』」を,高校には「REALシリーズ『ロボットと情報技術』NXTプログラミング入門」を貸し出す.ロボット・キットは先生用に1台,生徒用には2人に1台を目安に貸し出す.貸し出し期間は2010年9月〜2012年9月.貸し出し条件に合う学校に先着順で受け付ける.2010年7月より受け付けを開始する.


[図1] プログラミング実践教材「WARPシリーズ『ロボットと計測・制御』」の外観

[表1] プログラミング実践教材の利用想定単元

教育機関 教科・分野,利用想定単元 教材名
中学校 技術家庭科・
技術分野 「情報とコンピュータ」プログラムと計測・制御 WARPシリーズ
「情報に関する技術」プログラムによる計測・制御
高校・高専 教科「情報」,および科学技術分野 REALシリーズ NXTプログラミング入門
工業系 「情報基礎」で,講義や演習実践をする場合 REALシリーズ NXTプログラミング入門
「情報基礎」および「制御実習」にて,実習中心で実践する場合 REALシリーズ 実習NXT
商業系 「情報基礎」で,講義や演習実践をする場合 REALシリーズ NXTプログラミング入門
「情報基礎」および「プログラミング制御実習」にて,実習中心で実践する場合 REALシリーズ 実習NXT

しかく連絡先
(株)アフレル
TEL: 0776-25-0303
E-mail: info@afrel.co.jp
URL: http://www.afrel.co.jp/

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