ティアンドデイ,赤外線データ通信機能を搭載したデータ・ロガーを発売

ニュース 2009年5月27日

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ティアンドデイは,赤外線データ通信機能を搭載したデータ・ロガー「TR-71Ui」,「TR-72Ui」を発売する.サーバ・ルームや各種製造ライン,病院,美術館,ワインや食品などの定温倉庫の温度・湿度管理に利用できる.

TR-71Uiは2チャネル分の温度を記録できる.1個の温度センサを内蔵し,これとは別に外付け用の温度センサが1個付属する.内蔵センサの測定温度範囲は-10°C〜+60°C,付属の外付けセンサは-40°C〜+110°C.また,オプションとして-60°C〜+155°Cの測定範囲を持つ温度センサを用意する.-20°C〜+80°Cのときの平均測定誤差は±0.3°C,-40°C〜+20°Cまたは+80°C〜+110°Cのときは±0.5°C.

TR-72Uiは,温度と湿度の両方を記録できる.1個の温度センサを内蔵し,さらに外付け用の湿度センサが1個付属する.測定温度範囲は0°C〜+50°C,測定湿度範囲は10%〜95%RH.測定誤差は平均±0.3°Cおよび±5%RHである(25°C,50%RH時).

本データ・ロガーで測定したデータは赤外線を使用して,携帯電話のSDカードに転送できる.携帯電話には赤外線通信機能専用のアプリケーション(無料)をダウンロードする必要がある.そのほかのインターフェースとして,USBとシリアル(RS-232-C)を持つ.記録間隔は1秒から60分までの15通りから選択可能.8,000データを2チャネル分保存できる.単3アルカリ乾電池1本で約1年使用可能(赤外線通信有効時は約8カ月)×ばつ18mm,重量は約62g.2009年6月23日に出荷を開始する予定.

[写真1] TR-71UiとTR-72Uiの外観