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Xilinx,民生機器市場をねらったFPGAファミリを発売

ニュース 2001年11月21日

》 2001年11月のニュース

米国Xilinx社は,民生機器市場をねらったFPGAファミリ「Spartan-IIE」を発売した.民生機器分野で使われているASICの代替をねらう.Spartan-IIファミリをはじめとする他のFPGAファミリとは,ビット・ストリーム,ピン配置ともに互換性がない.コストと関連するチップ面積の縮小化を優先したという.

Spartan-IIEファミリは,Virtex-Eアーキテクチャをベースにしている.5万〜30万ゲート規模の5品種を用意する.コア電圧は1.8V.I/Oは19種類の規格に対応する.LVDSなどの差動信号がサポートされ,400Mbps以上の通信速度を実現できるという.

Spartan-IIファミリの設計は,同社のFPGA開発ツールであるISE 4.1iを使って行う.無償版のISE WebPACKでも設計できる.

[写真1] Spartan-IIEファミリの外観

[表1] Spartan-IIEファミリの概要

型名 XC2S500E XC2S100E XC2S150E XC2S200E XC2S300E

システム・ゲート数 50,000 100,000 150,000 200,000 300,000

ロジック・セル数 1,728 2,700 3,888 5,292 6,912

内蔵メモリ容量(ビット) 32K 40K 48K 56K 64K

差動I/Oペア数(最大) 84 86 114 120 120

シングルエンドI/O数(最大) 182 202 263 289 329

対応PROM XC17S50A XC17S100A XC17S150A XC17S200A XC17S300A

■しかく価格
6.95ドル(XC2S50E-TQ144,2002年下半期に25万個購入時の単価)
17.95ドル(XC2S300E-PQ208,2002年下半期に25万個購入時の単価)