本レーザは,クラッド層中に低光密度活性層を作り,光の集中を抑えているため,315mWまでは光学損傷(COD:catastrophic optical damage)が起こらない.この値は,従来品の120%である.またこの間は,キンク(半導体レーザに与える電流と光出力との間には線形の関係があるが,その関係が不安定になること)がないという.波長範囲は780nm~788nm.発振開始電流は30mA(連続波)である.また,動作電流は120mA(連続波,光出力が80mWのとき),微分効率は0.9mW/mA(連続波)である.