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IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースの今後の活動について
IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース
2008年9月5日に発足したIPv4アドレス枯渇対応タスクフォース(以下、枯渇TF)は、 その発足以降、IPアドレス在庫の枯渇という事象に向け、通信事業者を中心とするステークホルダーに、 この問題に対する適切な対応を促す各種活動を行って参りました。 その結果、実際に直面した2011年4月のアジア太平洋地域のIPレジストリにおける在庫の枯渇に際しても、 大きな混乱なく乗り切ることができました。
こうした約3年にものぼる各種活動は、一定以上の成果をあげてきたと自負しておりますが、 一方まだ完全にリーチできていないセグメントも一部に残っており、 枯渇TFとして活動できる内容も残っていると認識しております。 そのため、この度、枯渇TFの今後の活動内容を、 以下の「IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースチャーター」の通りに再定義しましたので、ご案内申し上げます。
なお、この枯渇TFの今後の活動計画の詳細と、具体的な活動内容については、 2011年11月29日(火)に開催予定の、「Global IP Business Exchange 2011 Autumn(IPv6普及高度化推進協議会主催)」の場で、 タスクフォースならびに参加団体から、以下の通り、説明の機会を設けます。
取材については、当日会場前で受け付けますので、ご参集いただければ幸いです。
(名刺をご用意ください)
Global IP Business Exchange 2011 Autumn
IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースチャーター
○しろまる背景
IPv4アドレス枯渇が現実となった今、インターネットの拡張、発展を今後も持続させるための"根本的な"解決策は、IPv4主体のインターネットにIPv6を導入するしか方法がない。
IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースはこの課題に対応するため、2008年9月に発足し、IPv6の導入推進に係るアクションプランの制定・普及、テストベッドや教育プログラムの推進、各種情報のタイムリーな発信・展開などの活動に取り組んできた。
通信事業者やISP等を中心とするIPv6対応の取組みもあり、その結果、全世界で、IPv4主体のインターネットからIPv6とIPv4が共存するネットワークへのマイグレーションが始まってきたところである。
しかしながら、今なお、共存ネットワークに関しては、運用、セキュリティ、アプリケーション開発における課題やベストプラクティスの共有が進んでいないものも多い。また、アプリケーション/コンテンツサービスプロバイダ、企業ユーザなどでは、IPv6対応に関する意識の濃淡も大きい。
より円滑なマイグレーションを実現するためには、業界横断的な体制により、これら課題解決を推進する取組みが、引き続き求められているところである。
○しろまる活動趣旨
日本国内のインターネット環境を円滑にIPv6とIPv4が共存する形に進化させるため、関連団体と協力し、IPv6対応を促進するとともに共存環境における課題や対処方策等を広く国内およびグローバルに共有・展開する。
また、そこで得られた知見を世界に発信することにより、インターネットの発展にさらなる貢献を果たすとともに我が国の国際競争力強化に資する。
○しろまる役割
○しろまる活動内容
○しろまる活動期間
2013年3月末日まで(活動期間は、2015年3月末日までに延長になりました)
○しろまる参加団体(50音順)
■しかくIPv4アドレス枯渇対応タスクフォースとは
IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースは、IPv4アドレスの在庫が早ければ2011年にも枯渇するとの危機感を共有するとともに、既に社会基盤として重要な役割を果たしているインターネットやその上で行われているビジネスに多大な影響を及ぼす可能性があることを認識し、その対策について、インターネットに関わる各プレーヤーが連携・協力して推進するために、総務省を含むテレコム/インターネット関連団体によって2008年10月に発足しました。
タスクフォースの活動は、IPv4アドレス枯渇の影響を、ネットワークシステムに係わる様々な立場から検証すると同時に、それらの立場の人たちが対策の必要性を認識して、 対策のための情報共有が円滑に行われることを目的としています。
■しかく本件に関するお問合せ先
IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース 広報ワーキンググループ
mailto:info@kokatsu.jp
以上