「判定事例による質疑事項と設計者の対応集」 (第 3 次改訂版)に関する講習会 Q&A
R4.10.26
構造 番号 質疑 回答
RC 造
その他12
【判定事例の対応集 P39 2.23】
「付帯柱の最初の引張降伏である150ステップを保有水平耐力とするのが安全側
でありますが、層間変形角1/150以下であれば160ステップを保有水平耐力とする
ことができます。」とのことでしたが、「2階以上の付帯柱で先んじて引張降伏してい
たとしても、1階の付帯柱が引張降伏した時点を保有水平耐力とすることができ
る。」ということですか?
【判定事例の対応集 P55 NO.23】
支持地盤が砂岩・頁岩・花崗岩等であれば、告示式を採用していても学会式と同
様に、平均N値の算定範囲は上1d 下1d とし、換算N値(上限100)を採用できると
のことでしたが、先端の支持地盤への埋め込み長さは関係ありませんか?
(たとえば、「埋め込み長さが拡底径以上の場合に限る」など)
層間変形角が 1/150 以下であれば、2 階以上の付帯柱が先に引張降伏していたと
しても、1 階の付帯柱が引張降伏した時点を保有水平耐力とすることができます。
複数の耐震壁がある場合等で、一部の耐震壁が曲げ降伏しても建物重心位置の
層間変形角が 1/150 以下であれば、耐力を保持したまま増分解析を行い保有水
平耐力とすることができます。
杭先端の埋め込み長さについての規定はありませんが、拡底杭については評定
時の設計施工マニュアルによります。
東京都の先端の N 値を採用できる根入れ深さ、1.0m以上かつ杭径の 1/2 以上を
参考に設計することができます。

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